KOUSAKA KIKYOU

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ゲストにカリエンテ!80

使用人「・・ペロっ・・う~~ん・・そろそろいいかなぁ・・」
女将「・・アタイもぉ・・ちょっと舐めさせてぇ・・」
使用人「・・へっ!?・・どうぞどうぞ^^・・」
女将「・・ペロッ・・ん?・・甘ぁ~~い・・けど・・なにこれぇぇ?・・」
支配人「・・オイラもっ・・ペロッ・・甘くてうまいにゃ・・にゃんにゃんよぉ?・・」
無事に収穫を終えた高糖度のスイカちゃん達・・ただ食べるだけでは面白くないので可能性を模索してゆく・・一般的に見ると他の果実よりも圧倒的に加工品が少ないような気がするスイカちゃん・・スムージーやアイスなどに相性がいいのはわかるが・・ドライフルーツやジャムなどにあまりラインナップは無い気がする・・やはり懸念するのはその豊富に蓄えられた水分量・・まぁこの口の中で溺れそうになる程の果汁がスイカの醍醐味でもある訳だが・・この豊富な果汁が飲み物以外の適合に厄介な歯止めをかけているように見える・・水分が多いという事はイコールいかれやすいという事・・そう・・まず第一に保存に向かないという事・・宿で作っている万能タレ・・これにも惜しみなくリンゴが入っているが・・これを糖度の高いスイカで作ったら美味しそうだなと思った・・が・・無論このままの水分量では使えない・・というわけでまずは煮詰めてみる・・香りが少しでも飛ばぬよう強火は御法度・・弱火でじっくりにも程があるほどチンタラ飛ばしてゆく・・
使用人「・・そういえば・・スイカ味とかも・・あんま無いですよねぇ・・アイスも作ったんでどうぞ^^・・」
女将「・・うま~い・・うまいけど・・なに・・?・・」
支配人「・・にゃんだかよくわかんにゃいwww・・」
いくら弱火とはいえ火入れしてしまえば生ほどの香りは得られない・・アイスは生で作るに限るがそれにトッピングできるような濃厚ソースを火入れで狙う・・基本・・果実に砂糖を加え煮詰めると皆ジャムみたいになってフレッシュな香りは飛んでしまう・・だが高糖度スイカに砂糖は要らない・・とにかく水分だけをじっくりと飛ばしてゆく

20リッターの寸胴鍋の7分目あたりからスタート・・約5個分の大玉スイカを惜しみなく投入・・これを買って来たスイカで作れば恐ろしい原価になるのは言うまでもない・・この時点ではもちろんシャバシャバ・・これを・・
このくらい・・トマトピューレくらいになるまで飛ばす・・見た目も赤いのでまさにトマトピューレのよう・・ここまで飛ばすのに3日・・もちろん寝ていない・・というのはウソ・・弱火で丁寧に煮詰めたスイカの糖度はこの時点でなんと51.4度・・いいですか奥さん!・・砂糖は入れてないのですよ!・・まぁ水分を飛ばしているので糖自体が増えているわけではないが・・加糖なしでこのレベルは最早天然無加糖ジャムといえる・・果実のフルーティーさと果実の自然な甘味とコク・・しかもここまで水分を飛ばし・・これだけの糖度が得られれば問題なくタレに使える・・いやまてよ・・それどころか調味料として砂糖の代わりとして使えるレベル・・ただの砂糖の甘味と比べてもコクが半端ないのだ・・
女将「・・ふん・・また自画自賛が始まったよぉ・・でも・・ペロッ・・なんか・・ペロッ・・癖になるわね・・ペロッ・・」
支配人「・・不思議にゃ・・ペロッ・・砂糖・・ペロッ・・入って・・ペロッ・・にゃいにゃぁ?・・ペロッ・・」
使用人「・・ちょちょっ・・だめですよぉ💦・・ちょっとしかできないんですからぁ💦・・」
可能性を探り手間を掛けお宝へと昇華させる・・もっともこんな贅沢甘味料は普段使いとはいかないが・・スイカちゃんのポテンシャルにまだ見ぬ可能性をひしひしと感じる・・さっと思いつくだけでも・・ケーキ・・いつもはリンゴペーストをスポンジに塗り隠し味にするが・・スイカペーストも生クリームとの相性抜群で間違いなく使える・・リンゴペーストに比べ酸味が少ない分ほかの調理モノとの相性も良さそうだ・・とくに酢との相性も◎これで作る酢味噌や三杯酢に南蛮液など無条件でコクが増すこと請け合い・・西京漬けの西京味噌や煮物の砂糖の代役として混ぜても色気が増しそうだ・・これはリンゴペーストの時にも述べた事だが料理の世界ではフルーツから得られる恩恵が計り知れない・・タレやソースなど必要不可欠なものから・・デザートに調味料にと活躍の場は工夫次第で拡散する・・とくに高単価な果実が多いだけに自社で収穫栽培が出来れば低コストで自社製品の質を自ずと上げることができる・・ただ・・今回のスイカに言える事は・・スイカ・・と言われなければ・・いったい何のペーストだか正直分からない・・これがスイカ味が世の中に少ない由縁なのかと朧気に感じた・・
女将「・・これホントに砂糖入ってないのぉ?・・変なのぉ・・ペロッ・・さぁそれではゲスカリいきまぁ~す💖・・今回のゲスカリはぁ~この方💖・・」

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支配人「・・柴のギュウ君ですにゃ💞・・柴ちゃん久しぶりにゃぁ~💞・・」
使用人「・・ギュウ君いらっしゃ~い💞・・男前ですねぇ^^・・黄色いスカーフがとってもお似合いですねぇぇ^^・・」
女将「・・いいなぁ~ギュウ君💞・・アタイもなんか巻きたぁぁ~~~い・・」
支配人「・・にゃに巻いたってぇぇ・・直ぐ引きちぎってぇぇ・・ボロボロにゃwww・・」
使用人「・・ですねぇwww・・いやぁ~純粋な柴の血統っぽさがございますねぇ・・がっしりとしたバランスのいい体躯がたまりませんねぇ・・」
ザ・和犬の王道といっても過言ではない柴ちゃん・・各個体それぞれの子にコダワリ色が強いのが和犬の特徴と言える・・何かをこっちのペースで押し付けようとしても気に入らなければシカト・・なかでも食に対してはかなりのこだわりを見せる子が多い気がする・・女将もそうなのだが・・ひとたび機嫌を損ねると容赦なくボイコット・・こんなのいらなぁ~い・・と訳の分からない拒絶をし黙秘をきめ込む・・いったいどこで・・どう機嫌を損ねたのか・・皆目見当すらつかないパラレルワールドの頑固さを魅せ付ける和犬・・まぁ・・そこがたまらなく愛おしかったりするのだが・・今回も桔梗ワンコ御膳をギュウ君にチャレンジして頂いた・・
使用人「・・いやぁ~私の中で和犬は不安センサーが鳴り響きます・・何をお出ししても正解がない様な気がしてしまうんです💦・・」
肉が嫌いな子もいれば魚など見向きもしない子もいる・・デリケートなこだわりで作り手を翻弄する和犬ちゃん達だが・・ウチの鹿ロースト御膳もかなりのワンコ達を虜にしてきた自負がある・・肉が苦手だと魚に変えるが果たしてギュウ君やいかに・・
使用人「・・いやぁ~よかった💦・・ギュウ君のお口にあったようです・・ですが・・食べるタイミングは自分で決めるっ!・・とばかりに夜中に食べていたようですwww・・女将とおんなじじゃないですかぁwww・・」
女将「・・ふん・・基本よねぇぇギュウ君・・なんでアンタに合わさなきゃいけないのよ・・」
支配人「・・オイラ・・ギュウ君は甘党とみたにゃ!・・オイラと一緒と見たにゃ・・」
使用人「・・いやぁ~ビンゴですよ支配人っ!・・伺えばやはりデザートのケーキから攻め込んだようです・・」
やはりケーキを嫌いな子は流石に居ないのか・・特別なご褒美感は人間も犬も関係ないようである・・9月から犬用のケーキを提供しているが・・高確率でケーキの甘~い誘惑に負けてる子が多い・・
女将「・・ふん・・順番とか関係ないし・・食後のデザートなんて人間が勝手に決めたルールだろぉ・・」
支配人「・・オイラも食べたいもんから食べるにゃ・・」
使用人「・・ですよねぇぇ・・幼児がお菓子ばかり食べてご飯食べないで叱られてるのと同じかぁぁ・・」
女将「・・いっしょにすなっ!・・」
とはいえ・・次の日の朝食もケーキから平らげ・・ゴハンはテイクアウトするというギュウ君の孤高のこだわりに感服する・・和犬ならではのかたくななマイルールにほっこりの朝となった・・

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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