使用人「・・これでよしっとぉ・・どうかなぁぁぁ?・・」
女将「・・また測ってんのかいwww・・」
支配人「・・にゃんどやってもいっしょにゃwww・・」
使用人「・・いやぁ~わかりませんよぉぉぉ・・ピピっ!・・はいでましたぁぁ13.6っ!・・」
稲穂が首を垂れまくり今か今かとその時を待ちわびる中・・我ら桔梗農園もいよいよラストのスイカが仕上がりを見せる・・あいにくの悪天候続きで収穫のタイミングが台無し続きとはなったが・・淡い期待を込め今年の集大成の大玉に刃を入れる・・思い返せば今年は蜂さんの飛来数も少なく乱れに乱れた受粉スケジュール・・お盆休みに間に合うようにと・・せっかく春先に温め続けた苗ちゃん達のスタートダッシュ貯金をあざ笑うかのように梅雨時の御懐妊に失敗・・結局9月またぎの収穫となり宿の集客とのタイミングを逃した・・このタイミングを逃したことがあろうことか収穫期の長雨タイミングの歯車にガッチリとかみ合ってしまう・・20本ほど植えたスイカの苗ちゃん達はいずれもオンリーワン栽培で収穫も20個限定仕様・・着果日から50日前後の収穫となる訳なのだが・・なにかいつもと違う仕上がり方を魅せるスイカちゃん達・・わたしもまだまだド素人に毛が生えたレベルのニワカ知識で考える・・スイカの収穫時期の算出方法なのだが・・実は着果日計算よりも正確といわれているのが積算温度計算なのだ・・はぁ?・・なにそれ?・・となってしまう奥様の為に得意の受け売り横流しで説明すると・・よく桜の開花予想などで使われ聞いたことあるなぁなんて思う積算温度・・そう・・要は積み重ねた温度によって収穫時期を算出するという訳だ・・スイカちゃんの場合は1000度~1100度が範囲内・・もちろんこの方法も着果日の記録は絶対だが・・プラス毎日の平均気温(最低気温+最高気温)÷2・・これをどんどん積算してゆくというもの・・平均気温が25℃なら40日で大玉スイカも仕上がるという計算だ・・そこで気になる近年の猛暑・・これにより収穫時期が乱れているような気がした今年のスイカちゃん達・・只の着果日計算だと50日前後の目安だが・・どの個体も計算よりだいぶ早く熟しだしていたように見えた・・見えたが確信となるヒントと経験が薄い為に勘ぐる・・割ってみて白けた色のスイカが一番無駄な収穫となるからだ・・この葛藤は毎年あるのだが今年は着果した順番すら覆すような個体もあって勘ぐりまくる結果となってしまった・・まぁ・・徹底管理が出来ていないからだと言われればそれまでだが・・明らかに弟が兄貴を追い越してしまう個体もあったりと勘ぐりのパターンも増え悩まされた・・もちろんオンリーワン栽培は個体も違えば株も違う訳なので全員違う家族なのだが・・明らかな成長スピードの違いに無駄に翻弄されてしまった・・やはり来季からはより精度の高い積算温度計算を組み込む必要があるだろう・・そんな果実栽培の醍醐味と言えばやはり数字・・どんなに甘い果実でも目で見れるご褒美はより一層の励みになるもの・・そう・・糖度である・・甘くておいしいけど・・いったい自分のスイカにどの位の価値があるのか・・励みでもありいやらしくもある数字なのだがやはり知りたくなるのが人情・・ということで電子糖度計を購入・・これは料理やデザートの糖度の目安にも使える便利モノ・・今までの最高糖度は12.5度・・目標は高級ブランドスイカの指標13度・・最後の大玉はやや熟れすぎだったが目標の13度をクリアしてくれた・・結局長雨の合間の収穫だったが13.6度が出たことに喚起する・・
使用人「・・いやぁ~これ・・長雨が無かったら15度くらい行ってたんちゃいますぅ?・・」
女将「・・調子に乗るねぇwww・・そういうトコだっつ~のwww・・」
支配人「・・雨でそんにゃ薄まるにゃぁ?・・」
じっさい・・水を吸ってしまうとどの程度の変化があるのか調べると1度前後の減少がみられるらしい・・が・・完熟していれば下がり幅はほぼないらしい・・なので最後の大玉スイカに至ってはあまり関係なかったかもしれない・・やはり天候うんぬんの前に血統・・この品種による差は歴然で10度前後のオールド品種に比べると近年の超高糖度品種たちのラインナップに軍配があがる・・金色羅王などは15度以上の糖度を叩き出せるポテンシャルを秘めているからだ・・
女将「・・おまえさん・・AIに頼りすぎwww・・」
支配人「・・無駄にゃ電力増やしやがってぇ・・」
使用人「・・いやぁ~1度使うともう病みつき・・調べる気すらないですもん💦・・もうこの時短には抗えませんよ・・」
女将「・・ふん・・そのうちこのブログすら書かせるようになるよwww・・」
支配人「・・にゃははは・・どんどん人間は退化するにゃwww・・」
使用人「・・ホント・・笑い事ではないですが・・楽を覚えてはいけませんねぇ・・末恐ろしすぎますよ・・」
つくづく驚かされるAIの進化に・・大したことない事でもつい聞いてしまう癖がつく・・これを全世界で聞きまくっていることを想像すると・・いよいよ人間は何もしなくなるのではないかという恐怖感に襲われる・・より利便性だけを追い求め楽を追究する人類に過程というプロセスは最早必要ないように見える・・誰もが失敗を回避し必要のない努力はしないとなれば・・つまらない社会になるのは目に見えている・・失敗や挫折を無駄ととらえ・・過程をすっ飛ばし・・正解だけを追い求め魅力のない人間たちで溢れかえる・・そんなビジョンばかり浮かんでしまう・・まぁ・・自身もそのうちのひとりなのだから偉そうなことは言えないが・・
女将「・・ふん・・ホントだねぇ・・いったいどの口がホザいてんのさぁ・・聞いてらんないねwww・・さぁ~それではゲスカリいきまぁ~す💖・・今回のゲスカリはぁ~~~~この方たち💖・・」

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使用人「・・いやぁ~旨そうに食べますねぇコっつん!・・あっという間に完食💞・・惚れ惚れします・・あっ・・ゴクウさもひさしぶりぃぃぃ💞・・」
伺えば15歳を過ぎたコっつん・・コーギーちゃんならではの粒良で愛くるしい瞳にもだいぶ白いものが混じって来た・・かなり視界も見えづらくなっている様子・・だが・・そんな老いなど何処へやら・・若い男子顔負けの喰いっぷりに逞しい生命エネルギーを感じてならない・・まるで河豚のてっさ(刺身)でも豪快にすくうように吸い込まれる鹿肉のロースト達・・やはり長生きの秘訣は食欲にありっ!とばかりに男らしい豪傑ぶりを魅せるコっつん・・今回からワンコ用のデザートもリニューアルしワンコケーキが登場・・コっつんの反応やいかにっ!・・
支配人「・・スゲっ!・・一瞬にゃコっつんwww・・」
女将「・・相変わらず旨そうに食べるわねぇぇぇコっつんwww・・ケーキ旨そ~~~💖・・」
使用人「・・いやぁ~瞬殺でしたねぇ💦・・これだけのガッツで食べて頂けると励みになりますよ・・ありがとうコっつん💖・・」
生きるために食べる・・食べるために生きる・・まさに生命の源である食に真っ向から向き合うコっつん・・その1膳にかけるガッツに只々敬意を表しアッパレを送りたい・・
女将「・・張さんかっ!・・」
支配人「・・また来てにゃぁぁぁ💖・・」