田植えもそろそろ終わる頃・・きらめく水面に反射する美しい青空・・まったくこの時期はドコをどう走っていても気持ちがいい・・全開にした窓から虫たちのサウンドを取り込み風を切る・・香坂ブルーの青空に映える閼伽流山系の山並みを横目に帰路につく・・西地(香坂は西地と東地に分かれていて宿があるのは東地)が終わりダムを過ぎ東地に入ると・・ふとあることに気付く・・
使用人「・・あれ?・・東地でぇ水田やってる人はぁ・・もういないのかぁ・・」
支配人「・・今頃気づいたにゃ・・み~んにゃ畑にゃ・・」
女将「・・畑か・・パネルね・・」
支配人「・・パネルにかにゃり押されてるにゃwww・・」
時が止まったように佇む石垣たちを見ていると・・水田だらけだったであろう頃の風景をつい思い浮かべてしまう・・なぜ東地ではまったく水田が無くなってしまったのか・・東地の人間のヤル気が無くなってしまったのだろうか・・単純に考えても西地と東地の高低差は100メートル以上はある・・西地では盛んに行われているコメ作り・・やはり東地ではコメ作りに適さない標高なのだろうか・・それともあからさまな過疎化人手不足が要因なのだろうか・・自給自足への憧れからかコメ作りさえ出来れば・・と東地での水田復活に期待してしまう・・何気なく師匠に尋ねてみると・・やはりヤル気が無くなってしまった訳ではないようだ・・
支配人「・・そりゃぁそうにゃ・・じっちゃん達みんにゃ勤勉にゃ・・ヨシダとはレベルが違うにゃwww・・」
女将「・・ヤル気のない奴にぃ・・こんな山奥の何も無い所ぉ・・開墾できんわなwww・・」
昭和の戦後復興を果たし・・モノが溢れ出す高度経済成長期・・少しづつ一般家庭の生活も豊かになりだす頃・・人々はパンや麺類の手軽さ旨さを覚え始める・・すると当然・・「朝はパンでしょ~」「昼は麵でしょ~」となればコメ離れも至極当然・・あっちゃこっちゃで作っていたお米の在庫管理にも飽きてきた政府が打ち出したのが・・そう・・減反政策・・無論コメが余れば価格は暴落する・・あんなに手間のかかることが安い単価になれば生産農家もやってられない・・そこで・・おまえらコメばっか作るんじゃねぇぇ!・・ということでコメ作りにあまり適さない地域は違うもん作れとばかりに畑へと転用されていった・・というのが真相らしい・・生産はコメ作りに向いた肥沃な土地にまかせればいい・・というわけで香坂東地の田んぼは閉店ガラガラとなったらしい・・
使用人「・・あとは水の問題もありますねぇ・・年々水源の水量が枯渇してきているように思えますからぁ・・」
女将「・・おまえさん・・これ以上・・何かに割ける時間なんてぇ・・あるのかよっ!・・」
支配人「・・もういいにゃぁぁ・・田んぼにゃんかやり始めたらぁ・・まぁた愚痴が増えるにゃぁぁ・・」
使用人「・・ドキィ・・聞いてくださいよぉ・・愚痴くらいぃ・・」
女将「・・いやいい・・土地もヨシダも向いてないよ・・それよりぃぃぃ・・それよりぃぃぃ・・なんか珍しい奴がいるじゃないのさぁ・・」
使用人「・・あっ・・気づいちゃいましたぁ・・」
女将「・・クンクン・・ちょっと味見させてみぃぃ・・」
支配人「・・うげぇぇぇ・・ケモノ臭っ!・・」
宿を立ち上げて3年目にして・・ようやく手に入れることが叶ったケモノ・・そう・・ご存じイノリんである・・

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使用人「・・う~~ん・・今週のお客様はツイてるなぁ・・レバーもバツグンですねぇ・・」
女将「・・ぅぅぅおおおお・・イケるわぁイノリン・・クチャクチャ・・ゴクゥ・・ンパァ~・・シカリンより好きかもぉぉぉぉ・・」
支配人「・・ヨダレヨダレぇぇぇ!・・キタねぇにゃぁぁ・・ったくぅ・・さぁそれでは行きますにゃ!・・今回のゲスカリはぁ~この方ですにゃ❤・・」
女将「・・でたわねぇぇミレぇぇっ!・・今日こそはつかまえてやるわっ💦・・」使用人「・・いやぁ~相変わらずキャワイイですねぇぇ💖ミレちゃん・・」
ここから・・華麗なステップの魔術師との攻防戦が始まる・・いや・・翻弄戦と言った方が正しいだろうか・・ウェイトの軽さを最大限に活かす俊敏さで女将を手玉にとってゆくミレちゃん・・カっ・・カメラが追い付かない💦・・
華麗に廻りこみ女将のカリカリに狙いを定めてゆく・・興味のない振りまで詰め込む役者ぶりに翻弄される女将・・
支配人「・・にゃはははははは・・ミレちゃんおちょくりキングにゃwww・・フェイントの引き出しがハンパにゃいにゃwww・・」
女将「・・ったくチョコチョコとぉぉぉぉ💦・・はぁ・・」
光速のステップと役者張りの頭脳戦でとうとう女将のカリカリをゲットするミレちゃん・・速すぎて見せられないのが残念でならない・・
支配人「・・にゃはははははは・・盗られたにゃwww・・すげぇにゃミレちゃん💖!!!・・」
穏やかで陽気なエネルギーのミレちゃん・・女将の緊張すらホドク小さな巨人なのだ・・
使用人「・・いやぁ~今回もミレちゃんアッパレでございますねぇ^^・・イノリンとシカリンの焼肉コースもご堪能いただき感謝でございます^^・・」
支配人「・・ミレちゃんまたおちょくりに来てにゃぁ~www・・」