支配人「・・くるるぅぅ・・こっちにゃっ!・・こっちこっち・・大丈夫にゃ・・」
黒猫「・・えっ・・ちょっ・・まって・・すごい大きい犬が・・いる・・」
支配人「だぁ~いじょ~ぶにゃ・・つながれてるからこっちまでこれにゃいにゃっ・・」
廊下から外を見ると・・巨体の女将を見て庭の入り口で入るのをためらうカワイ子ちゃんを懸命にエスコートする支配人の姿が・・女将は昼寝中の模様・・
使用人「・・えっ・・なっ!・・えっ!?彼女っ!・・うそっ!?えっ・・やだっ・・かわいい~❤・・どうしよっ・・まって・・」
庭の洗い場の端を通りなんとか玄関横まで来たが・・
支配人「にゃかにオイラのゴハンがあるにゃ・・それ食べるといいにゃ・・」
黒猫「・・で・・でも・・犬が・・ちっ・・ちかい・・」
頼む・・女将よ・・気付かないでくれ・・廊下で祈るヨシダの期待むなしく目を開ける女将・・不覚にも探知できずにふところ近くまで侵入を許した反動でけたたましく緊急アラートを発する女将に即撤収の黒猫ちゃん・・
使用人「終わった・・もう少し・・もう少し見ていたかった・・」
女将「・・誰だいっ?・・今の小娘はぁ?・・ビックリするねぇ!何だってんだいっ・・」
使用人「それ・・向こうのセリフですよ・・ゴメンね・・黒猫ちゃん・・めげずにまた来てね・・」
支配人「・・ヨシダっ・・お願いがあるにゃ・・」
使用人「・・へっ?・・はいっ!?何でしょうか?支配人?」
支配人「裏の小屋のにゃかに・・チョットだけゴハン置いといてくれにゃ・・オイラの分から取っていいにゃ・・」
知らない間に猫社会で一人前になっていくヨイチ・・嬉しくもあり・・チョット手の届かない所に行ってしまいそうな悲しさを覚えるヨシダ・・
女将「・・ナニコレ・・何なのよ・・この小説チックなつくりはぁ?・・なんのオフザケだいっ!?」
使用人「いやぁ~すいません・・あまりにも淡い恋を目撃してしまいまして・・おセンチに報告してしまいました・・」
女将「・・なんかアタイが悪もんみたいじゃないのさ・・ったく・・で・・またコーナーかいっ!?」
支配人「・・甘いのにゃっ!・・にゃっ!・・これはっ!・・もしかして・・」
使用人「今回は信州産のあずきをアマぁ~~~~く炊き上げました❤」
支配人「底に敷き詰めるにゃ❤」
女将「濃い玉のアイスクリーム液を入れて❤」
支配人「一度冷凍庫でかためるにゃ❤」
女将「最後に追いあずき❤」
支配人「完成にゃ!アイスクリーム工房トップバッターはオイラの大好物のあずきにゃ❤」
女将「店頭販売&通販OK!で~す・・約100g入り300円❤」
支配人「ちょっとそこの奥さん・・オイラと一緒にアンコに溺れてみにゃいかいっ❤」
使用人「御意~~~っ❤」