使用人「・・いやぁ~暑いですねぇ・・なんですかコレ・・?・・」
女将「・・知らないわよ・・ったく10月も終わりだってぇのに・・」
支配人「・・また女将の毛が抜けちゃうにゃwww・・」
着るもののチョイスが難しい10月後半戦・・すでにコッソリと薄手の股引デビューを済ませていた私は慌ててインナーを脱ぎ捨てる・・朝昼のえげつない気温差に翻弄されながら生地の厚さを慎重に選ぶ・・ついこないだ霜が降りたかと思えば・・まさかの夏日のぶり返し・・まぁ今さら記録更新続きの異常気象にたまげるのも飽きてきたが・・古ぼけてきたボディへの負担は出来るだけケアしてあげたい・・そう・・季節の変わり目はいつの世も御用心である・・
女将「・・なんかこぉ~・・話題がさぁ・・年寄りくさいのよぉ・・」
使用人「・・はぁ~・・ホントに・・健康であるということは他のどんな事にも代え難いですねぇ・・」
支配人「・・あれ?・・にゃんこれ?・・あれ?・・」
身体が健康でないと健全な心すらクスんでしまう・・何とかなるさと思えることも病にかかれば要らぬ不安を煽るばかり・・ココが痛い!・・アソコが調子悪い!・・と人間なら喚くこともできるが・・こと動物となればそうもいかないもどかしさ・・こちらが注意深く観察の目を降り注ぐ必要がある・・食欲不振やぐったり感などあからさまに目で見てわかる症状があれば観察もしやすいが・・水面下で事が運んでいるような案件には中々どうして見落としてしまう・・夏も終わりに近づく8月の最終日・・フラフラと立ち上がる女将の不自然さに目を奪われていると・・まるで壊れたロボットのようにギクシャクした動作でへたり込むではないか・・何事かと近寄れば虚ろな目に大量のヨダレを垂らしながらギクシャクボディから伝わる過度な緊張・・懸命に立ち上がろうとするが産まれたての小鹿のようにワナワナするばかり・・どうやら脳からの指令がうまくボディに伝達できていないように見える・・意識はありそうだが自分にいったい何が起きているのか・・理解に苦しむ云う事の利かない四肢と床に溜まる大量の謎なヨダレ・・コレは・・てんかん?・・素人目の私がみてもてんかん発作の痙攣のようにみえた・・時間にして5~6分の痙攣だったであろうか・・あれ?ここはドコ?・・とばかりに正気に戻る女将・・ギクシャクしていた四肢も何事もなかったかのように寝床に戻っていった・・無論・・24時間女将の行動を監視しているわけではないのでこれが初発作なのかどうかは定かではない・・次の日先生に診てもらったがケロッとしている女将に痙攣時の説得力はない・・先生にも「次に痙攣が起きたら動画に撮っておいてぇ・・あと痙攣時間と周期も・・」・・伺えば・・激しい周期で巻き起こる痙攣には抑制する薬で付き合う方法があるとのこと・・ドキドキしながら観察を続けているが・・あれから50日ほど経ち次の痙攣はまだない・・無論・・夜中に独りでギクシャクしている可能性はあるものの・・至って健康そうに見える本人からは痙攣の兆候すら見えない・・
女将「・・失礼ねぇ・・夜中に独りでギクシャクなんてしてないわよ・・」
使用人「・・まぁ・・ギクシャクしてたところで見守り報告しか私にはできないのが残念でなりませんが・・」
支配人「・・あれ?・・またにゃ・・にゃんにゃんコレぇ・・?・・」
使用人「・・へっ!?・・えぇっ!・・?・・なんすかぁそれぇwww・・」
女将「・・えぇっ!?・・気持ちわるっwww・・」
いっぽう同じ水面下でも早期発見できれば打つ手のある案件も・・ある・・

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気持ちよさそうに日向ぼっこにしゃれ込む支配人ヨイチ・・

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まさかこのあと自身の肛門から謎の物体Xが出てこようとは・・
突如あらわれる白い物体X・・悩ましくボディをくねらせ肛門へ帰りたがっているように見える・・
女将「・・げぇぇぇっ!・・これヨイチから出てきたのかいっ!?・・おぇぇぇっwww・・」
支配人「・・にゃっ💦・・オイラのじゃにゃいにゃっ💦・・」
使用人「・・いやぁ~どうみても支配人のお尻辺りから発進してきましたよぉwww・・」
2~3日前にも床にうごめく物体Xを目撃しているだけにどうやら間違いなさそうだ・・そう・・寄生虫である・・軽く調べてみるがどうやら猫にはよくあることのようだ・・重症化する前に虫下しでやっつければ問題なさそうだ・・ということで先生に会いに行く・・先客は高齢のコーギーちゃん・・だいぶ後ろ足が弱り歩けなくなっているようだ・・コチラの病院はオープンキッチンならぬオープン診察室・・待合室から何をやっているか包み隠さず見せている・・午前中に訪れるのは初めてで私達のあとから続々と込み合い始めた・・
先生「・・どうしましたぁ?・・」
使用人「・・いやぁ~何やらお腹に虫がいるようなのですが・・」
証拠品とばかりに物体Xの動画を慌てて先生に見せるわたし・・近視を患っているのか眼鏡をずらしこれでもかと目を細めスマホをのぞき込む先生・・
先生「・・う~~~ん・・なんだろねぇ・・」
おもむろに立ち上がりコーヒーのマドラーのような検査棒を躊躇なく支配人の肛門へとぶち込む先生・・突然すぎる肛門からの異物混入にギャッと短い悲鳴を上げる支配人・・おかまいなしのノーリアクションで検査に向かう先生・・相変わらずの迷いなしの素早い対応に惚れ惚れする・・
先生「・・う~ん・・どうやらノミダニ系から感染するタイプのようだねぇ・・」
説明もそこそこにボタン大の錠剤を支配人の口の中へ無理くりねじ込んでゆく・・しかしこれには支配人もドン引きの拒絶・・なにさらしとんじゃぁ我ぇ~とばかりに錠剤を吐き出し猛抗議・・
先生「・・ちょっとぉ・・押さえててぇ・・」
弾き飛ばされた錠剤を拾いながら助手の方が毛布で支配人のボディを包み込むようにホールド・・エリザベスカラーを巻かれガンジガラメにされる支配人の口へ再チャレンジ・・が・・錠剤が大きすぎるのかとてつもない抵抗を見せる支配人・・こりゃたまらんとばかりに逃げ出し診察室の隅っこにうずくまり唸っている・・待合室へ脱走されると厄介な為オープン診察の引き戸が閉められてゆく・・
先生「・・あはは・・やっぱりちょっとデカすぎるかなぁwww・・」
笑い事ではない乱闘劇に引き気味にたじろぐわたし・・すると・・作戦変更とばかりに小さな注射器に液体を仕込み飲み込みやすく錠剤を割る先生・・
先生「・・よしっ・・二回に分けて行こう・・」
助手の方に伺えば支配人はかなりおとなしくてやりやすい方だと仰っていた・・攻撃性が強い子だと怒りまくり一筋縄ではいかないらしい・・作戦変更が功を奏しなんなく飲み込まされる支配人ヨイチ・・とてもじゃないが錠剤を渡されて「じゃぁこれ飲ませといて」と言われたところで私には到底飲ませられる自信などない・・こちらが無駄に傷ついて萎えるだけだ・・ここまでセットでやってくれてお会計は3500円と良心的すぎる先生にお礼を告げ病院を後にした・・
使用人「・・いやぁ~頑張りましたねぇ支配人っ!・・これで物体Xともおさらばですよぉwww・・」
支配人「・・ふざけんにゃ・・ブツブツ・・くそぉ~・・ブツブツ・・オイラのケツに・・ブツブツ・・」
相変わらず根に持つメンタルの支配人・・秋色に少しづつ色づく山並みを眺めながら帰路につく・・
女将「・・ぎゃはははは・・フテってるねぇwww・・さぁ~フテ猫はほっといてゲスカリいきまぁ~す💖・・今回のゲスとはぁ~・・この方たち💖・・」
支配人「・・にゃっ!?・・ママ達にゃ💖・・」
使用人「・・いやぁ~良かったですねぇ支配人^^・・また皆さんで会いに来てくれましたよぉ^^・・」
女将「・・あれっ・・?・・えっ?・・このぉぉ・・ラオスの臓器売買の闇ブローカーみたいな悪そうな男はぁ・・いったい誰だい?・・」
支配人「・・にゃに言ってるにゃぁ・・TKにゃぁ・・ちょっと痩せたにゃぁ💖・・」
泣く子も泣き止むご存じ高気圧集団こと支配人ヨイチのママさん達・・茨城で保護された支配人を大事に育ててくれたデザイン会社の皆さんだ・・年2回の会社の慰安旅行で支配人に会いに来てくれる頼もしい常連さんである・・毎年好評いただいているカレンダーやポストカードも社長さん自ら制作してくれている・・そう・・秋のご来店には新作のカレンダーを見れるのが私の何よりの楽しみなのだ・・
使用人「・・いやぁ~今回のも良くできてますねぇ・・流石でございます^^・・ホントにいつもありがとうございます!・・」
女将「・・アタイのイイじゃなぁ~い💞・・社長ありがとう💞・・」
支配人「・・オイラ3月にゃ💖・・さすがオイラのママ達にゃ💖・・」
使用人「・・この顔・・3月の支配人の顔は私の知らない支配人の顔ですねぇぇ・・はっ!・・まさか・・」
いつもはブログの写真を引用して頂いているが・・私の中でも・・なんだか今年の写真は撮影サボりすぎ感と使いまわし感が漂っていたように思う・・普段は撮らない客間での写真はおそらくは社長さんが撮ってくれたもの・・知らない表情に出会えたことに感謝しつつ・・カレンダーを作る側にも魅力ショットをお届けできるよう1年撮り続けたい一心である・・
女将「・・ふん・・その言葉ぁ忘れんなよ・・それよりさぁ~💞・・それよりさぁ~💞・・またいっぱい美味しそうなもん貰ったんだろぅぅ・・」
使用人「・・よく見てますねぇぇぇ・・女将の大好きなせんべえもございます^^・・みんなで美味しく頂きますね・・」
支配人「・・にゃっ!!!・・これは・・まさか・・ぱ・・パンフレットぉぉぉ・・」
この秋のもうひとつのお楽しみ・・そう・・桔梗のパンフレット作成をお願いしていたのだ・・仕出し部門がようやく形になってきたので秋のご来店にあわせ算段していた・・

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支配人「・・にゃっ!・・しかもTKが作ってくれたにゃ💖・・」
使用人「・・うぅっ💦・・ほんとにありがとうございます・・これで・・これでようやく闘えます💖・・」
女将「・・ふん・・作んのおせえ位だよ・・ったく・・」
なにはともあれ・・パンフレットという強力な宣伝ミサイルを手に入れた桔梗・・その出来栄えに恥じぬようより精進に励みたい・・
支配人「・・ママ達いつもありがとにゃ~💖・・また春に待ってるにゃ~💖・・」