KOUSAKA KIKYOU

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ゲストにカリエンテ!64

ぽつぽつと色鮮やかな紅葉が山景に交じりだし・・今年も落葉樹たちが冬支度を始めだす頃・・畑の収穫もラストスパートを迎えだす・・いよいよ秋どれのモロコシが仕上がり始めた・・
女将「・・はぁ?・・今からモロコシぃ?・・」
支配人「・・にゃつにゃ・・普通にゃつにゃ・・」
使用人「・・いやぁ~わたくしもこちらに来てから農作物の勉強をにわかにしておりますが・・このモロコシという作物は非常に興味深い生体をしてるんですよぉ・・」
思い返せば三年前の10月・・縁もゆかりもないこの香坂に移住してきて・・初めて頂いた農作物がモロコシだった・・当時の区長さんに頂いたモロコシがあまりにも甘くおいしかったのと・・この時期にモロコシぃ?・・というハテナと共に標高800メートルの畑事情を垣間見たのを思い出す・・平地では当たり前のように4月~5月に植えだすものがここ香坂ではまだ植えられないのだ・・標高800メートルの遅霜は6月に入るまで油断できず・・先走る心を抑えながら見極める必要があった・・感覚的にはひと月遅れ・・竹藪のタケノコたちも6月過ぎから採れ始めるくらい・・平地との旬な時間差を体感で要約感じられるようになってきた・・はじまりが遅いにもかかわらず終わりも早い香坂の畑事情・・そんなサイクルの中でもモロコシだけはハイサイクルで育つ作物と言え・・夏どれの後の秋どれと・・ワンシーズン二毛作に勤しむ師匠も多い・・
使用人「・・いやぁ~夏はスイカちゃんのお世話に精力を注いでいたのでぇ・・無理をせず秋どれにずらしましたぁww・・」
女将「・・ふん・・物は言いようね・・どうでもいいわぁ・・」
支配人「・・草刈りにビビりすぎにゃwww・・」
モロコシ自体・・植えてしまえば生育旺盛で割と勝手に育ってくれる・・肥料切れさえ気を付けていれば・・そう・・このモロコシ・・生育旺盛で丈夫なだけに肥料の燃費はすこぶる悪い・・窒素・リン酸・カリウム・・いわずと知れた植物の三大栄養素・・よくわからない人もホームセンターのガーデニングのコーナー等で6-6-6などという表記の肥料を目にしたこともあるのではないだろうか・・ふつうの作物にあまり高濃度な肥料を与えすぎると肥焼けという現象に陥ることがよくある・・これは私のような素人に多く見られる現象で栄養の過剰摂取で具合が悪くなるのだ・・地中の肥料の量は目で見ても当然わからず・・足りないよりは多めに与えとけばいいかと適当に考えていた初年度の畑ではこんがり肥焼けした作物の患者さん達で溢れかえっていたのを思い出す・・それからというもの・・肥料のあげすぎに必要以上にビビりだし注意を払ってきた・・が・・しかし・・このモロコシだけは肥料の遠慮は即生育に影響するという独自の生態系を持っていた・・14-14-14・・などという高濃度な化成肥料をものともせずに吸収していくのだから驚きである・・もっともウチの畑は有機栽培に拘っているので化成肥料は使わないが・・使い方次第では大きく立派な野菜が育つのは言うまでもない・・クリーニングクロップとしてもとても優秀なモロコシ・・土壌汚染のリセットとして余計な養分を吸い取らせるクリーンアップ作戦にも大活躍するほどの大飯喰らいといえるのだ・・
女将「・・クリーニングクロップだぁ?・・得意の受け売りをぉ・・あたかもテメェの豆知識みたいに言うねぇ・・」
使用人「・・ぐふぅぅぅ・・バレバレですね・・でもモロコシってぇ・・なんであんな硬い皮で種子であるコーンを包んでいるんだと思いますぅ?・・」
女将「・・そりゃぁ食べられないためだろうぅ?・・キョーミないけど・・」
支配人「・・バレにゃいためにゃ!・・あんにゃ黄色くて甘いモンみんにゃ食べに来ちゃうにゃ!・・」
使用人「・・でも子孫繁栄を望むのなら・・たくさんの動物たちに食べてもらって色々な場所へ運んでもらい活動領域を広げた方が理にかなってませんかぁ?・・」
モロコシの皮にはケイ素という成分が含まれるという・・これはガラスなどに使われるとても丈夫な成分らしいのだが・・こんな強い繊維の皮でなぜ種子を守っているのか・・ふつう・・昆虫や動物や風などを利用して種子をバラ撒く方が広範囲に勢力を広げられそうなもの・・それを無視して・・ギチギチの皮で覆われたまま枯れてゆく・・しかもこのモロコシ・・原種となる植物が無いらしく突然現れたらしいのだ・・そう・・あたかも人間を媒体として繁栄するように造られた植物という一面があるモロコシ・・アメリカ大陸の原産種だが遠い昔の中南米マヤ文明では神聖化植物として崇められていたりと・・現在ではその活動領域を人間を媒体に広げ続け植物シェアトップクラスに君臨している様は・・どこかほかの植物とは違う・・宇宙人や神の贈り物のような力強さ感じまくりの作物なのだ・・
女将「・・どうでもいいわぁ・・アタイの人生に関係ないものぉ・・」
支配人「・・いくらもいかにゃい受け売りはそこまでにゃ!・・さぁ~それではいきますにゃっ!・・来たにゃ来たにゃっ!・・来てくれたにゃ~❤・・オイラのママ達にゃ❤・・今回のゲスカリはぁ~ママ達にゃっ❤・・」女将「・・でましたっ!・・ヨイチの里親の皆さんねぇ・・あれっ?・・こんな人・・居たかいぃ?・・サングラスのぉ・・このマカオの用心棒みたいな悪そうな男はぁ・・いったい誰だい?・・」
支配人「・・にゃに言ってるにゃ・・TKにゃ❤・・自分んちの風呂以外は入らにゃいほどの用心ぶりにゃ・・」
使用人「・・いやぁ~皆さんいつもありがとうございます❤・・素敵なお写真毎度感謝でございます!・・今回は近所の発地市場のお写真でございますね^^・・」
旅慣れたデザインのプロ集団の皆さん・・アクティブなフットワークで観光名所やご当地の名店をしらみつぶしに楽しんでゆく様は・・まさに遊びのプロ集団・・オンとオフのメリハリを利かせ社員旅行をとことん楽しんでいる・・今回は毎回立ち寄るという発地市場でパチリ・・この市場は宿から30分位の所にある生産者さん達が朝どれの新鮮野菜を持ち込む人気の市場だ・・朝どれ高原レタスを始め・・朝どれの破壊力を味わうにはオススメの市場である・・
女将「・・まぁた・・色んなもの頂いたんだってぇ?・・ほれ・・早くよこせ・・」

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支配人「・・これにゃこれにゃ~❤・・オイラ達のカレンダーにゃ❤・・」
使用人「・・いやぁ~いつもいつも本当にありがとうございます・・ポスカに・・なんとっ!・・今回はシールの特典までおつくり頂き感謝しかございません・・」
女将「・・シールをウチの商品に貼るアイデアまで頂いたのよねぇ・・」
支配人「・・まだまだこんにゃもんじゃにゃいにゃっ!・・ママ達にゃめてもらっちゃ困るにゃっ!・・」
女将「・・いいから・・ほれ・・食べ物よこしなさぁい・・」

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使用人「・・いやぁ~どうやら皆さんで安曇野観光にエンジョイホリデー❤・・安曇野といえばワサビ・・漢字で書くと山葵・・ということで山葵セレクション頂きましたぁ❤・・」
この山葵の葉の漬物・・正直・・観光地用のよくある漬物でしょっ!・・と思っていたが大間違い・・シャキシャキの葉と程よく鼻に抜けるツ~ンで御飯が進むこと間違いなしの漬物でした・・さすが安曇野・・
女将「・・ツ~ンはいらないのよぉ・・」

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支配人「・・にゃははははは・・またツ~ンにゃ❤・・」
使用人「・・いやぁ~本わさびも大変美味しく使わせて頂きましたぁ・・写真・・撮り忘れましたぁ💦・・いつもいつもたくさんありがとうございます^^・・」
女将「・・ツ~ンばかりじゃないっ!・・」
支配人「・・にゃははははは・・ママ達いつもありがとにゃ~❤・・また遊びにきてにゃ~❤・・」

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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