KOUSAKA KIKYOU

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ゲストにカリエンテ!55

どんよりとした重たい空に・・容赦なく続く長雨・・スキマを見つけては散歩や畑へ繰り出す・・一週間前とは明らかに違う景色に動揺する・・畑の南側斜面がジャングルと化していた・・ついこないだまで・・まだ大したことないな・・と・・ほったらかしていたゾーンが・・もはや地面が見えないほどの雑草愚連隊たちに占領されていた・・ウチの畑の外の・・一段下の畑へと下る斜面なのだが・・放ってはおけないゾーンなのだ・・
使用人「・・あれっ?・・もう・・通れないくらいに・・うそでしょ💦・・」
女将「・・ククク・・人間様も大変だねぇwww・・」
支配人「・・猫でよかったにゃwww・・」

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半端ないのだ・・スピードが・・育ち盛りの奴らは・・一日10センチ以上伸びているのではないか・・上はブタクサ大将軍を筆頭にフキなどの地下茎軍団・・下は絡まれたら容赦ないツル系のタカリ軍団に占領されるのだ・・畑の外だからといって放っておけない・・ここからの侵略が厄介なのだ・・師匠達いわく・・厄介な芽は早めに摘み取れ・・が・・鉄則の様だ・・ツル系のタカリ軍団は容易に策を越え突き抜けてくる・・花を咲かせているヤカラ共は種子爆弾を風にのせて畑へと撒き散らす・・種がつく前に刈れっ!・・しつこく耳に残る言葉を脳内で繰り返しながら草刈り機を握る・・
使用人「・・いやぁ~・・調子いいなぁ・・スイスイだわぁ~🎵・・」
女将「・・うるさいのよ・・朝っぱらからぁ・・」
この時期・・村や畑のアチコチから聞える風物詩とも言えるエンジン音・・出勤前の涼しい早朝などに草刈りを片付けていくのが理想的の様だ・・近所迷惑より効率化を図る香坂村システムに大賛成であるとばかりに・・朝6時にスタート・・畑の外周の愚連隊共を新型の草刈り機で蹴散らしてゆく・・目標は・・一回分の満タンの燃料で外周を廻る事・・当たり前の事だが・・高火力にすればするほど燃料を喰う・・まだ慣れない頃は・・無駄に出力を上げパワーばかりに頼っていた草刈り・・新型の性能を知ろうともせずに無駄にブン回していたおバカさんは・・6~7割のパワーで燃費良く効率的に廻れることに気付く・・つぎ足す燃料は置いてきた・・補給しに戻るなどありえない・・という覚悟で進軍してゆく・・とにかく・・すこぶるゴキゲンな草刈り機・・とにかく軽い・・ロングノーズにしたのも正解だった・・南側斜面下段への射程距離が延び・・腰への負担も軽減・・バッタバッタと薙ぎ倒してゆく・・ちょうど一周・・ピッタリ一周のゴール直前で甲高くなるエンジン音に・・ニヤリとほくそ笑む・・燃料切れの合図だ・・時間にして小一時間・・珍しく予定通りに運んだミッションに・・だいぶ要領よくできるようになったなと満足げに引き上げる・・
女将「・・これは・・なにを・・聞かされてるわけ?・・聞いてないけどさ・・」
支配人「・・にゃがぁぁぁぁ~~~~いっ!・・草刈りばにゃしばっかりにゃ・・眠くにゃるにゃ・・さぁそれではっ・・気をとりにゃおしてぇぇ・・行きますにゃっ!・・今回のゲスカリはぁ~~~この方達ですにゃ❤・・」

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女将「・・コタロー君とユズちゃんでぇぇ~~す❤・・」
使用人「・・いやぁ~・・かわいいですねぇ❤・・たまりませんねぇ❤・・あまりの可愛さに・・わたくし・・犬種をお尋ねするの忘れちゃいました・・」
女将「・・マルチーズ・・?・・コタロー君はマルチーズ?・・」
支配人「・・にゃ?・・ユズちゃんはぁ・・?・・シーズーっぽいにゃ・・?・・ってことはぁ・・マルシーズーにゃっ!・・オイラの予想はマルシーズーにゃ❤・・」
女将「・・はぁ?・・なんでテメェだけの予想なんだよっ!・・あっ・・アタイだってぇマルシーズーさぁ❤・・」
使用人「・・いやぁ~・・わたくしもですよぉ・・マルシーズーいっぽんっ!・・いやぁ~・・可愛いですねぇ~・・まっ・・間違えていたらすいません💦・・」
女将「・・でも・・今日の主役は・・もう一人のカワイ子ちゃん坊やなのよねぇ❤・・」
支配人「・・にゃ・・ちっちゃいにゃ・・赤ちゃんにゃ❤・・蝶ネクタイにサスペンダーしてるにゃ❤・・キマってるにゃ・・」
使用人「・・いやぁ~・・お写真載せられないのが実に惜しいっ!・・」
コチラに来て・・弁当屋を立ち上げて二年チョイ・・いつもコタロー君ファミリーの皆様には仕出しのご注文でお世話になっていた・・個人宅へは宣伝もしていないため・・きっかけは定かではないが・・個人宅とのつながりが薄いウチの仕出し部門にとって嬉しい限りのお客様であった・・そのお客様がお店まで来てくれたのだ・・仕出しは味の宣伝と割り切ってやっているほどの上がりの薄さ・・ゆえに・・仕出しからランチやディナーのご予約を頂けるのはとても光栄なことなのだ・・しかもこの日はお孫さんの百日祝い・・そう・・言わずと知れたお食い初めだ・・
女将「・・なぁにぃ?・・お食い初めぇ?・・って?・・」
使用人「・・犬のお食い初めは聞きませんねぇwww・・生後100日目のお祝いの儀式なんですよぉ・・わたし・・何カ月なんですかぁ?・・とか聞いてしまいましたよ・・私のイメージでは6カ月位でやるものかと勝手に思ってましたよ・・100日=三カ月・・当たり前ですよねぇ💦・・」
支配人「・・バレバレにゃwww・・ヨシダぁ・・しかも・・お食い初めセットの写真も撮り忘れたにゃ・・アホにゃ・・」
お食い初め料理・・東京の頃一度だけ仕出しの注文でお受けしたことがあった・・内容はいわゆる縁起物料理・・鯛の姿焼きに赤飯・・ハマグリのお吸い物に煮物や香の物といったラインナップ・・どうやら漆器の器がしっくりくるようだ・・仕出しの場合詰め込まなくてはならないが・・やはり店舗まで来て頂けると出来る事の幅が格段に広がる・・尾頭付きの鯛を金串で躍動させる・・詰め込まなくてもいいという事はフタの心配がないという事・・型にはまらない盛り付けが使えるのだ・・今が旬のたけのこ・・若芽の部位を生ワカメと炊き合わせ山椒の新芽を飾る・・大人用の茶碗蒸しと一緒に可愛いサイズも蒸し上げる・・ハマグリはゆっくりと火入れ・・1ミリもちぢこませない・・・・などと・・いくら口で説明したところで・・説得力は1枚の写真には到底かなわない・・それを忘れた・・
女将「・・ふん・・テメェでテメェの料理の宣伝すらできないなんて・・ホント哀れねぇ・・」
支配人「・・にゃははははは・・油断にゃ・・ヨシダぁ・・油断大敵にゃwww・・」
使用人「・・ぐふぅぅぅ・・それ以上言わんといてぇ・・」
とはいえ・・お食い初めやお祝い事の料理には勉強になる事が多い・・なかなか経験値を積む機会が少ないからだ・・貴重なご家族の貴重なお祝い事に御利用して頂くのもさることながら・・貴重な経験値を積ませて頂いた事にも感謝したい限りである・・
女将「・・コタロー君にユズちゃ~ん❤・・また遊びに来てねぇ❤・・」

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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