使用人「・・ったくぅ・・なんでアナタ達はいつもそうなんですかぁ!?・・けっきょく楽な方に戻るんですね・・自分達の作業効率ばかり優先してぇ・・そんな事お客様には関係ない事なんですからねぇ!・・」
支配人「・・キレてるにゃ・・」
女将「・・キレてるわねぇ・・朝から・・」
使用人「・・いつまで幼稚園児でいるつもりなんですかぁ?・・ったく・・意識が低いんですよぉ・・ブツブツ・・」
ヤル気のモチベーション・・これを上げるのは凄く大変な作業だ・・いわゆる・・飴と鞭が効果的なのだが・・アメダマばかりくれても図に乗るし・・ムチばかり入れても反感だけ増す・・もちろん皆が同じモチベーションというのが理想だが・・同じ目標・・同じ志を常に同じ温度で保ち続けるのは難しい・・ただでさえ難しい事に日々の生活や疲れストレスなどが絡み合いだすと・・温度差が生まれだす・・モチベーションチェッカーみたいな計測器があれば便利なのだが・・
女将「・・んなもんあったら・・アタイ達やってらんないわよ・・なぁヨイチ~・・」
支配人「・・そうにゃそうにゃっ!・・ヤル気を数値化するにゃんて・・心のにゃかを覗かれているみたいにゃ・・ヤルハラにゃ!・・」
使用人「・・いやいや・・無いですよ・・そんなモノ・・あ~でもどうしたら・・ヤル気が出るんですかねぇ・・」
女将「・・んなもん決まってんだろぅ・・ボーナスやボーナス・・コレに勝るモチベーションアップはありまへんでぇ・・」
支配人「・・もらってにゃいにゃ!・・そうにゃ・・ボーニャすにゃ・・ボーニャす貰ってにゃいにゃ!・・どうにゃってるにゃ?・・」
使用人「・・けっきょく飴ですか・・それは頑張った人達がもら・・あ~もういいか・・え~・・さぁ~ではいきましょうかね・・今回はこんな話題・・」
支配人「・・すっとぼけんにゃぁ~~~~~!・・チュール一袋とかじゃ誤魔化されにゃいからにゃ~~~~~っ!・・」
女将「・・アタイも~!・・鹿一頭とかじゃ・・いやよ!・・」
使用人「・・文句だけはイッチョまえですね~~~!・・それじゃぁドコへ行っても好かれませんよ・・というわけで今回は私達お店側からの視点・・こういうお客様は好かれますよぉ~・・という観点をお伝えします・・」
女将「・・おいおい・・大丈夫なのかよww・・随分上から・・言うじゃないのさ・・」
外食や旅行に興味のある方は勿論・・興味のない方でも・・行きつけの飲食店や宿などの一つや二つは抑えておきたいものではないだろうか・・そこで・・おこがましくも店側が思う事・・「あ~このお客さん・・わかってるなぁ~」・・というお客様がみえると・・自然とモチベーションアップ・・サービスしてあげよう・・という気にもなるものです・・そこで・・お店側から気に入ってもらえる要素ってなに?・・いくつか目につく行為がございますので今回はそれを御届け・・
使用人「・・良かれと思ってやっていたことが・・裏目に出てることって・・生きてれば多々ありますよねぇ・・」
女将「・・たとえが・・欲しいわね・・なによ・・」
使用人「・・そうですねぇ・・簡単な事でいえば・・気遣い事ですかね・・たとえばお酌・・「まぁ・・どうぞどうぞ」・・ってお酒を注いだりしますよねぇ・・だからって・・どうだい?気が利くだろゥ?・・とはなりませんよねぇ・・このように・・相手側が何を求めているかを理解する必要があると思うんですよぉ・・まったく求めていない事を相手側に強要しても・・ただの自己満足でしかないんですよ・・相手側も・・「あ~良かれと思ってしてくれたんだろうなぁ」と思うと・・ノーとは言いずらいもんですしね・・そいった気遣い事の勘違いを店側の視点からお伝えしたいんですよ・・」
勘違いしないで読んで頂きたいが・・今から書くことを・・するべきだ・・とか・・やるべきだ・・とか・・お客はこうあるべきだとか・・言っているのではないことは理解しておいてほしい・・あくまでもお店側から気に入られる要素の参考のひとつにして欲しい・・べつにお店側に媚びろと言っているのではない事も付け加えておく・・ウチだけではなく気に入っているお店の心に残るお客様になって頂ければ嬉しい限りである・・私自身もよそ様でお世話になる時はそうありたいと思っているからだ・・
支配人「・・でぇ~?・・にゃんにゃんよ・・」
使用人「・・まずは言葉遣いですね・・口は災いのもと・・まさにこの格言通り・・人となりを表すといっても過言ではございません・・「従業員はお客様の奴隷ではありません」・・こんな張り紙を何処かの居酒屋のトイレで見た覚えがありますが・・威張る行為はお店側が一番嫌がる行為と言えます・・まぁこんなことは初歩の初歩・・ウチに来て頂いているお客様には関係ありませんねぇ・・」
女将「・・へぇ~そうなんだ・・」
使用人「・・女将・・アナタみたいなタイプは勘違いされやすいから注意してくださいよww・・」
支配人「・・めんどくさい客にゃwww・・」
女将「・・ふん・・べつにぃ・・好かれたくもないわぁ・・」
使用人「・・こういう方もいます・・なので・・あくまで参考です・・」
ウチのような弱小個人店では参考になる要素は少ないかもしれないが・・二つだけ・・物申したいことがある・・もちろんこの二つも・・良かれと思ってやって頂いてる事なので非常に恐縮ではあるのだが・・
使用人「・・よく聞くことに・・「食器は重ねないで」・・とか・・色々あるかとは思うんですが・・宿2年目のわたくしが・・お客様が帰られた後・・感じる印象は・・フトンの事・・なんですよ・・良かれと思ってたたむお客様がいますが・・これは・・しなくていい事のひとつです・・感謝を込めてたたんで頂いてるのは解るのですが・・部屋をリメイクする側からすると・・何もしてない方が・・「あっ・・このお客さん・・わかってるなぁ・・」となります・・もちろんたたんであっても問題ございませんよww・・非常に分かりやすい・・いい例を残してくれたお客様がいらしたので参考まで・・」
支配人「・・刑務所生活がにゃがかったもんでぇ・・起きたらすぐ・・たたむクセが・・」
女将「・・高倉かぁ!・・」
使用人「・・健さんですね・・・・それと・・もうひとつ・・ゴミ・・ですね・・もちろん当宿で出たゴミ・・喜んでお捨てしますが・・分別しろとまではお客様には言いずらいもんです・・良かれと思って・・片付けてくれているのでしょうが・・ペットボトルや缶・瓶などを燃えるごみと一緒にされ・・ひとまとめにされているお客様を多々拝見します・・これを分別する支配人の気持ちは顔を見れば一目瞭然です・・」
支配人「・・ごみは・・そのままが正解にゃ・・一緒にしにゃいで欲しいにゃ・・」
瓶や缶・ペットボトルなどはまとめておくと・・「あっ・・このお客さん・・わかってるなぁ・・」となるのである・・何度も言うが・・これをやってくださいと言ってるのではない・・あくまで・・粋な客として・・お店側はこういうことしてもらうと嬉しいよ・・ランキングでした・・」
女将「・・ランキング・・だったんかいっ!・・」
支配人「・・結論は・・にゃにもしにゃい・・がベストにゃ・・」