支配人「・・にゃんだ・・レタスか・・」
女将「・・甘い物じゃなくて・・残念だったねぇ・・」
使用人「・・なっ！・・なんてこと言うんですかぁ！・・せっかく頂いたのにぃ！・・失礼ですよぉ・・」
香坂の標高はおよそ８００ｍ・・ザ・高原野菜の代表格のレタスである・・昼と夜の寒暖差がてきしているのか・・とにかく採れたてのレタスが旨い・・これをちょくちょく村の方々から頂くが・・葉物野菜ほど・・とれたてのみずみずしさを感じる・・細胞のひとつひとつがシャキッと背筋が伸びているのだ・・これは東京に居た頃には味わえなかった次元・・こういった採れたての物をお客様に提供できるのは料理人にとって本当にうれしい限りである・・
女将「・・こんなに沢山・・どうすんのさ・・」
支配人「・・そんにゃ・・葉っぱばっか・・食べれにゃいにゃ・・」
使用人「・・いい質問ですねぇ・・たしかに・・生野菜としての消費は大変ですよねぇ・・ウサギでもいれば別ですが・・そこでっ！・・大量のレタス・・どうするのかをお教えしましょう・・」
支配人「・・でたっ！でたっ！・・あきらにゃ・・あきらにゃ❤・・」
女将「・・フフフ・・池上❤」
使用人「・・生野菜で食べれる量・・限界ありますよねぇ？・・そこでっ！・・ボイります・・」

使用人「・・湯を沸かし・・シンを取ったレタスを1枚1枚丁寧にボいります・・決して湯をグラグラさせず・・弱火のまま・・1分弱でどんどん引き上げて・・流水にさらします・・決してボイリ過ぎてはいけません！・・シャキシャキ感が命ですので・・」
使用人「・・７～８玉のレタスも・・火入れすればこんなもん・・ニンニク・生姜・出汁・ごま油・塩でナムります・・これは冷蔵で一週間は持つ常備菜として重宝します・・ナムルはゴハンのおかずとしても酒のあてとしても優秀です・・シャキシャキの食感に病みつきになりますよ・・」
女将「・・いらなぁ～い・・シャキシャキ・・べつにしたくないもん・・」
支配人「・・うわっ・・くせぇ～～～～やつ・・入ってんじゃんかよ・・」
使用人「・・残念です・・これを・・炊き立てのゴハンをくるんで食べるとサイコーに旨いんです・・ポイントは・・やはり水気が出るので・・しっかり目に味を付ける事ですね・・まぁ・・薄い分には足せますので・・和えながら探りながらでイイと思います＾＾・・常備菜が冷蔵庫に一つでも増えると・・奥さんのレパートリーに幅とゆとりが出来る事かと思います＾＾」
支配人「・・あれっ？・・これ・・ゲスカリにゃ・・」
女将「・・さぁ～～～～いくらもいかないレタス講座はこの辺にして・・いくわよぉ～～～！・・今回のゲストはこの方❤・・」
支配人「・・マルチーズとパピヨンのミックスにゃ❤・・ニコチャンでぇ～～～～～す❤・・」
女将「・・見て見て❤・・この・・クリクリのお目目❤・・可愛いわぁ～～～～～～❤・・」
使用人「・・ほんとですねぇ～～～❤・・マルチーズとパピヨン・・マルパピ・・パピマル・・って言うらしいですよぉ～～～❤・・ニコチャンはマルチーの血が強いのかなぁ・・ホントに人懐こい犬種ですよねマルチーズちゃんは・・このニコチャンもホントにいい子なんですよぉ・・」
女将「・・いい子いい子って・・言うけどさぁ・・何を基準に言ってんだい？・・人間に従順に従うって事かい？・・」
支配人「・・それは・・いい質問ですにゃ❤・・」
使用人「・・なっ・・先を越された・・あきらですね❤・・私はエネルギー・・ですかね・・みているのは・・その子の環境・・いくら愛嬌で誤魔化してもエネルギーだけは正直です・・いかにストレスなく愛されているか・・しつけなど人間が勝手に教え込むマナーにすぎませんよ・・」
支配人「・・女将を・・しつけられにゃい奴が言うにゃやｗｗ・・」
使用人「・・ぐふぅぅぅぅ～～・・ごもっともでございますね・・でも・・ニコチャンは嫌なところがないんですよぉ・・これはマルチーズ本来の人間との相性とでも言いましょうか・・仲よくしよう・・仲よくしよう・・ってくるんですよ・・いやぁ～～～これは女将には無いエネルギーですよ・・あっ！・・やべっ・・」
女将「・・結局ぅ・・アタイと・・比べてたって事かい・・テメェのエネルギーごと・・消滅させてやるよっ！・・こんのぉ～・・ケチ野郎がぁ！・・」
支配人「・・よっ・・ヨシダぁ～～～～～～～～～～～～～っ！・・それではニコチャン・・今度はオイラと勝負にゃっ！❤・・」