新緑のコントラストが美しいこの季節・・山を眺めてはウットリしているが・・一方でわたくしの大嫌いな仕事も始まる・・そう・・草刈りである・・植物とはホントに不思議なものだ・・育てよう育てようと思うとあまりうまく育たないが・・ほったらかしの雑草たちは憎たらしいほどよく育つ・・この時期になると草刈り機のエンジン音が風物詩となるのだ・・東京ではカマ一本で事足りたが・・ここでは草刈り機がないと話にならない・・
女将「・・おいヨシダぁ～・・松が・・そろそろ・・ヤバいんじゃねぇ？・・」
支配人「・・ヨシダぁ～・・畑もヤバいにゃ・・」
身体が３体に分かれないかなと思うほど・・あっちゃこっちゃで伸びまくる・・中でも非常に厄介なのが・・松の木・・これは機械など使えない・・完全手作業の手摘み状態となる・・庭師など雇えない貧乏宿の松の木は・・見よう見まねで新芽を摘み取るのだ・・しかもテッペンまで・・わたくしが苦手中の苦手の高所作業もあり・・手袋はマツヤニだらけでベトベト・・身体中チクチク・・足はプルプルつりそうになりながらの作業に・・これはプロに任せたくなる気持ちがよくわかる・・庭師の仕事の中でも面倒な部類に入るのではないだろうか・・
使用人「・・待ったなしですねぇ～・・松は新芽から葉が出てくると硬くなり・・手でちぎりづらくなるから厄介ですよ・・松からやりましょうね・・」
くねくね曲げて仕立てられた枝は脚立が立てづらく・・庭師が使っている細い三角の三点ハシゴが欲しくなる・・そう・・この草刈りをいかに効率よく時短できるかは・・いい道具にかかっている・・今使っている草刈り機は頂き物の中古品で・・あまり調子が良くない・・まぁ頂き物なので贅沢は言えないが・・これがちょこちょこよく止まる・・新しいのを買おうとホームセンター等に見に行くも・・種類が半端ないのだ・・えっ・・草刈り機ってこんな種類があるの・・と・・何を買っていいのか判らなくなるほどだ・・小一時間吟味した挙句・・結局わからなくなってもう一度よく調べようと尻ごんで帰ってくる始末・・
支配人「・・ヨシダぁ～・・失敗したくにゃいのは解るが・・効率を考えろにゃ・・」
女将「・・ホントね・・愚図愚図考えてるうちに・・また冬が来るわよ・・さぁ～煮え切らない奴はほっといていくわよぉ～！・・今回のゲスラグはぁ～？」
支配人「・・前回のゲスカリに続きぃ～～オイラのママ達からのプレゼントにゃっ❤・・これにゃっ！」

女将「・・さすがはプロのデザイン会社さんね❤・・ヨシダの作った物とは訳が違うわっ！・・よくできてるわ・・」
使用人「・・当たり前ですよ・・私のと比べたら失礼ですよ・・いやぁ～嬉しい限りでございますよ・・しかもホームページからの引用だけでここまでの物を作ってしまうんですから・・さすがでございます！・・また嬉しいのが・・よくわかってらっしゃるという事・・わたくしの好み・・趣向が散りばめられた作りなんですよぉ・・中でもインスタでよく使っていた・・ラグジュアリーな宿ではありません・・という告知は涙モノでしたよ・・」
支配人「・・オイラと女将ものってるにゃ❤・・」
使用人「・・カレンダーもとても好評でした・・これって・・売り物ですか？・・とお客様に尋ねられたことがありましたから・・もちろんお配りさせて頂きましたが・・」
女将「・・あやしいなぁ～ヨシダぁ～・・コソコソ８００円位で売ってたんじゃね～だろ～なぁ～ｗｗ」
使用人「・・マジで・・そういう事言わんといて・・」