使用人「あれ~っ?・・クンクン・・えぇっ?・・クンクン・・なんだ・・この臭いは?」
女将「・・アタイじゃ・・ないわよ・・クンクン・・どれ?・・えっ?・・この埃っぽいような・・かび臭いような・・これ?」
使用人「・・そうっ!それっ!・・最近やたらとするんですよ~・・」
女将「・・ふんっ・・これの事を言ってたのかアイツ・・よめたわ・・どうやらくせ者が床下で遊んでいるようね・・」
使用人「・・くせ者ぉ?・・はっ!?・・あちゃ~・・また入ってるんですか・・どうりで・・」
女将「フフッ・・ホラッ・・噂をすれば出て来たわよ・・」
支配人「・・あ~もう・・にゃんだよキタねぇ~にゃぁ・・ヨイショ・・ふぅ~・・でれたでれた・・」
使用人「・・あなたの・・ハマってることって・・この事ですか・・うっ・・臭い・・きっ・・キタねぇ~~~~~~~!!!まっっっっっっくろじゃないですかっ!!!」
支配人「・・やべっ・・こっ・・これから綺麗に・・」
使用人「んなもん毛づくろいの延長でどうこうできるレベルじゃありませんよ・・風呂ですよ風呂っ!ったく・・泥だらけでベトベトじゃないですかぁ・・いいですかっ!そこから一歩も動かないでくださいよっ!」
このあたりの古民家は束石(つかいし)という土台の上に建物を乗っけてるだけの作りで床下に空間があり、家の西側と北側は通気性の為か隙間があいている・・この為・・ここからの小動物の侵入がたやすく空家等に住み着く小動物も多い・・そこで侵入を防ぐ金網等を張り巡らすわけだが・・西側の網が破られていた・・ここから侵入を繰り返し家の中に臭いを持ってきていた様・・目に浮かぶは70年以上蓄積した床下の埃の中をランランと目を輝かせながらルンルンで探検家気取りの支配人・・思い返せば・・この臭いがしだしたのが10日前位・・はっ!てことは・・
女将「なんで真っ黒のヨイチの写真ないのさ~ww」
使用人「・・いやいやいやいや・・今思えば撮っとけばと思えますけど・・すいません・・具合も悪く余裕がありませんでしたww」
女将「・・お前さんの体調もこれが原因じゃないのかい?・・」
使用人「・・いやぁ~確かなことは言えませんが・・ありえますねww・・急にでしたからね・・」
支配人「それは・・濡れ衣ってもんですぜ・・滅多にゃことぉ~口にするもんじゃぁございやせんよ・・」
女将「だまれ床下探検隊」
支配人「・・床下の秩序はオイラが守る❤」
使用人「けっこうです」