KOUSAKA KIKYOU

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ゲストにカリエンテ!62

金色の稲穂が美しい秋晴れの水田では・・たわわに実ったお米たちが今か今かと収穫を待ちわびる・・ずっしりと首を垂れる稲穂を容赦なく刈り込んでゆくコンバインが縦横無尽に往来している・・そう・・今年も実りの秋がやってきた・・稲刈りシーズンの到来である・・恐ろしいほどのスピードで稲穂を強制的に整理整頓し刈り込んでゆくコンバイン・・いったいどういう仕組みなのかと暫く見入ってしまう・・が・・早すぎてよくわからない・・時間が許すならず~っと見ていたいがコンバインマニアだと思われても困るので軽く調べてみる・・フムフム・・刈り取った後・・瞬時に脱穀も同時に行っているようだ・・日本に導入されたのが1950年代・・それまで手作業で当たり前のように稲刈りをしていたのだから・・先人たちの苦労にはホトホト恐れ入る・・その手間を考えると逃げ出したくなる工程を一気に仕上げるコンバインの登場でコメ農家は劇的な時短を手に入れた事だろう・・
女将「・・そんなことオマエさんに言われなくても分かってるわよ・・」
使用人「・・いやぁ~カッコいいっすねぇ・・コンバイン❤・・刈り取りながらぁ~脱穀してぇ~選別してぇ~排出してぇ~❤・・」
支配人「・・ガキの頃の貴花田かっ!・・」
使用人「・・いやぁ~ずぅ~っと見ちゃいますねぇ・・これを作った技術者さん達もすごいなぁ~・・」
稲刈り・・これが始まるという事は・・脱穀後のお楽しみも始まる・・言わずと知れた新米のご登場だが・・食するお米以外の活用も何かと重宝する稲・・茎の部分は藁となり畑に混ぜ込み養分とする・・藁の活用法は用途が広く畑作業に欠かせない存在・・昔に比べ手に入りずらくなっているという藁・・ホームセンターなどで値段を見ると目玉が飛び出してしまうほど高価だ・・来年度の畑の為に調達を忘れないようにこの時期に算段する必要がある・・それともうひとつ・・去年は時期を逃し貰い損ねたアイテムがある・・脱穀し精米後に出るもの・・そう・・もうひとつの恩恵・・もみ殻である・・藁と違い稲刈りをしているこの時期にしかなく・・終わり次第終了の人気アイテムもみ殻・・各地域の精米場でなんと無料で手に入れることができるのだ・・もみ殻もホームセンターなどで見ると信じられない値段で売っている・・これが無料なのだからおのずと競争率は上がる・・土に混ぜればフカフカ・・根元に敷き詰めればポカポカと藁同様に畑での利用価値は高いもみ殻ちゃんなのである・・来年はさらに雑草愚連隊からの防御力を上げるために・・カラマツともみ殻の絨毯で愚連隊共の成長をくい止めたい・・今年は師匠に「ぅお~い・・もみ殻出始めたぞぉ~」とお声がけを頂き早速ゲットしに行く・・

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これが精米所のもみ殻給油所・・上からパイプが吊り下がり・・そこに精米後のもみ殻が溜まる仕組み・・パイプの弁をスライドさせると自動的にもみ殻が落ちてくる・・こんな便利なシステムで無料というのは非常にありがたい限りである・・ここぞとばかりに大袋にもみ殻を流し込んでゆく・・この日はデカい産廃車のようなトラックが荷台に溢れんばかりのもみ殻を流し込んでいた・・
女将「・・あ~~~・・もみ殻の中に突っ込みたいわねぇ・・ヨイチを放り込んでみたいわ・・」
使用人「・・またぁ・・直ぐそういうこと言うぅ~・・もみ殻だらけになりますよっ!・・」
支配人「・・冗談じゃにゃいにゃ・・耳のにゃかまでもみ殻だらけにゃ・・」
女将「・・猫にぃ・・パン粉をまぶしたみたいになるねぇwww・・ぎゃははは猫フライwww・・ヨシダぁ揚げちゃえwww・・」
支配人「・・あらぁ~こんがりキツネ色ぉ~タルタルソースでどうぞっ!・・じゃねぇぇよ!・・熱すぎんだろっ!・・」
タダで頂いておいて小言など毛頭いうつもりなどないし感謝しかない精米所の心意気・・だがやはりマナーが悪いヤカラ達がいるのか・・もみ殻給油所にはこんな内容の張り紙が(正確ではありません)・・「こぼれたもみ殻はキチンと片付けるように!・・マナーが悪い場合は提供を中止します!」・・100%ごもっともな意見に敬意を払い掃除する・・そこで勉強するもみ殻の掃き方・・とにかく軽いもみ殻・・ホウキで集めようとする動作との相性が悪いのだ・・ホウキの風圧で宙に舞い・・掃いているのか散らかしているのか判らなくなる始末・・ソフトタッチでソォット集める・・真上から下るパイプのもみ殻放出量は凄まじく・・軽トラの荷台などあっという間に満杯になる・・夢中で掃除をしている最中にパイプの弁に身体が触れ・・こぼれ落ちるもみ殻・・綺麗にしては無意識に弁を開きまた掃除・・というのを二度程繰り返してはアホな自分にニヤついていた・・もみ殻というお宝に只々感謝である・・
女将「・・もういいわぁ・・鳥ガラの話はぁ・・それではゲスカリ行きまぁ~す・・今回のゲストはぁ~この方❤・・えつ?この方達ぃ?・・」

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支配人「・・にゃ~~~スミレちゃんにゃ❤・・もうにゃん回目にゃ?・・えっ?・・オイラのにゃかまも居るにゃ!・・」

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使用人「・・いやぁ~きゃわいいですねぇ~今回初参戦のコナツちゃんで~す❤・・なんでもご主人が近所で生後間もないころ保護されたコナツちゃん・・女の子だとばかり思って名付けたそうでしたが後に出るものが出てきてメンズと判明したんですって!・・う~ん・・コナツはどちらでも合いますねぇ・・」
女将「・・ナツコ・・じゃなくて良かったわねぇ・・」
場所に居つく・・と言われる猫族だが・・お出かけ慣れしていないとストレスになる子も多い・・知らない得体のしれない宿に連れてこられ解き放たれても物陰に固まる子も多い・・ウチの支配人がいい例だ・・病院に連れて行くだけで緊張して固まる・・ご主人いわく「コナツもビビりなんで」・・その言葉にウチのビビりを投入すると・・鏡の陰に隠れるコナツに歩み寄るビビり・・
女将「・・そうとうビビってるわねぇwww・・」
使用人「・・ビビりもん同士ちょっとづつですよぉ・・でもこれ見て・・」

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支配人「・・コニャツが出てきてくれたにゃ❤・・」
犬の場合・・同性同士だと険悪になる事が多々あるが・・猫の場合あまり関係ないのだろうか・・お互いビビりがゆえに攻撃性もゼロ・・穏やかもん同士自然に距離が縮まる・・二人に意識が集中していると・・

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私も忘れないでよとばかりにスミレちゃんがアピール・・本当に穏やかな我が道を行くスミレちゃん❤・・控えめなアピールに癒される朝となった・・

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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