夏休みのお客様が落ち着きだす頃・・田畑では実りの秋の訪れを告げるかのようにトンボたちが舞い始める・・稲穂は実りこうべを垂れ一面を黄金色に染め始める・・ウチの畑のスイカ達も続々と熟れ始めてきた・・そう・・いわゆる食べ頃というやつだ・・ここから小動物達との天王山・・スイカ争奪の攻防戦がプレイボールする・・くどいようだが今年のセキュリティには万全を期して取り組んできた・・自身でもこれで入られたらお手上げだなレベルまで管理していたつもりだった・・しかし・・現実は甘くないという事をまざまざと見せつけられることになる・・
女将「・・ぎゃははははははは・・ず~~~~んて・・へこんでるねぇ~www・・」
支配人「・・にゃはははははははは・・ず~~~~んにゃwww・・にゃにが電気ショッカーセコムネオにゃwww・・はぁ~腹痛いにゃwww・・」
使用人「・・・・・・・・・・」
女将「・・ぷっ・・ヨイチィ笑いすぎだよぉwww・・はぁ~勘弁しておくれよぉ・・はぁ~www・・」
支配人「・・にゃははははは・・やったにゃ!・・小動物チームやったにゃwww・・抜けあにゃ見つけたにゃwww・・」
使用人「・・もう・・正直・・我が目を疑いました・・まさか侵入できる奴がいるなんて・・」
女将「・・ふん・・奢りだよ・・ヨシダぁ・・野生なめんなよっ!・・」
支配人「・・にゃははははは・・一個で済んで良かったにゃwww・・」
昨年・・食い散らかされた黄玉のスイカ達・・今季その散らかされた種たちが勝手に芽吹いてきたのだ・・勿体ないのでと・・その3苗をついでに植えていたのだが・・それを一つ・・綺麗に食い散らかされていた・・メインの奴らは「ひとりじめ」と「ピノダディ」という高級品種・・その為・・電気柵の中であってもアーチ状の支柱にネットをかけたり・・プラカゴを被せたりして玉本体をガードしていた・・ついでに植えたその3本は・・まぁ・・いいかぁ・・と裸のノーガードで置いていたのだ・・足跡的に侵入者は単体・・柴犬位の大きさの何か・・無論食べられたという事よりも侵入を許してしまったという事に度肝を抜かれ・・原因を探ろうにも何処にそのスキマがあったのかが探せない始末・・そのくらい完璧だと思い込んでいたのだから笑える・・翌朝の現場検証で考える・・要因の一つに大雨が降っていたことが考えられる・・電気柵の絶対条件として電線に何かが干渉してはならない・・草が触れているだけで地面へと放電して電圧を下げてしまう・・雨で重く枝垂れた植物達が2~3カ所干渉していた・・
女将「・・ふん・・その程度でぇ・・役立たずになっちまうのかい?www・・」
使用人「・・雨で電気も流れやすくなってますからねぇ・・放電しまくりだったのかも・・」
支配人「・・ひとりでこれ全部食ったにゃ?・・腹パンで動けにゃくにゃるにゃwww・・」
雨のせいにしたかったのかもしれない・・電気柵下段の攻防戦において不備はなかったと思いたいのだ・・それでも考え・・下段の高さの微調整・・入り口付近の電線を二重にしたりして気休めの対策を行う・・しかし・・真のダメージは翌朝に訪れる事になる・・
女将「・・あれっ?・・あれあれ?・・ヨシダぁwww・・スイカがあんなところに・・」
支配人「・・にゃははははは・・転がってるにゃwww・・」
電気柵内ではあるが・・スイカゾーンから離れた土の上に無造作にころがっていた・・
支配人「・・にゃははははは・・コッチにもあるにゃwww・・」
しかもソフトボール大の未成熟のスイカが・・畑の隅の石垣の前にコッソリと置いてあったのだ・・これは電気柵の外・・イコール電気柵を交わしながらスイカを外に運び出したという事になる・・さすがにこれを見た時・・私の中の自信がすべて崩れ去ったのは言うまでもない・・そこで師匠の言葉を思い出す・・「狸はよぉ・・なんでも持って帰って食べようとすんだよぉ・・」・・間違いない・・こんな芸当が出来るのは凄腕のタヌキの仕業である・・まるで誰かが・・あとで食べようとコッソリ置いといたように見えるその様は・・こんな電気柵など無意味だとあざ笑っているように見えた・・だがふたつとも・・残念ながら未成熟の玉・・当然食べても美味しくないのは狸も百も承知・・昨晩のスイカに味を占め今宵も侵入してみたが・・熟れて食べれそうなものはガード済・・しょうがねぇなぁと・・手ぶらで帰るのもムカつくので軽く嫌がらせ・・といったところか・・しかしこの事実は・・電気柵自体の根本的な見直しを余儀なくされた・・そう・・まだモロコシがあるのだから・・
女将「・・さぁ~て・・相変わらずのいくらもいかないセキュリティ話はこんくらいにしてぇ・・ゲスカリ行きまぁ~す❤・・」
支配人「・・今回はぁ~~この方達ですにゃ❤・・」

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使用人「・・いやぁ~すごいですねぇ・・はじめてお会いしました・・イタリアングレイハウンド・・カッコイイですねぇ❤・・足が長いっ!&細いっ!・・」
支配人「・・にゃんか女将にはにゃい・・気品のようにゃものを感じるにゃ・・」
女将「・・いちいちアタイを引き合いに出されちゃぁ・・たまんないわねぇ・・でもチっちゃぁ~い❤・・」
使用人「・・いやぁ~気品が溢れちゃうのも頷けますよぉ・・ローマ時代の貴婦人ちゃん達の大人気愛玩犬ですからねぇ・・うんうん・・なんかオーラが違いますねぇ・・」
女将「・・でましたっ・・得意の受け売りかい?www・・」
使用人「・・いやぁ~バレバレの検索情報ですねぇ・・それにしても・・抜け毛・・どころか・・毛が非常に短いんですよぉ・・ご主人様いわく寒さへの耐性が非常に弱いんですって!・・夏でも毛布は欠かせないとの事でした・・」
女将「・・ひぇぇぇ・・うらやましいわねぇ・・こちとら暑さで頭おかしくなってんのに~・・」
寒さへの耐性が弱いとはいえ・・真夏の朝方のお散歩のときに弱冠震えている二人を見た時には・・夏で良かったと心底安堵した・・
支配人「・・ではではロッタちゃん❤・・アビーちゃん❤・・また気てにゃ~~❤・・」
女将「・・冬は・・来ない方がいいわ・・」