鹿を轢いた・・無論ワザとではない・・えっ?・・撥ねたんではなく轢いたの?・・と・・お思いの方も多いだろう・・いったいどうやって・・そもそも・・車で鹿を轢くには道路に鹿が横たわっていない限り不可能に近いのだが・・無論道路でゴロゴロしている鹿などおらず・・勿論死んで横たわっている鹿などでもない・・正真正銘の生きた鹿を・・偶然に偶然が重なりミラクルに轢いたのだ・・
女将「・・おいおいホントかよ・・ヨイチならともかく・・あんなデカいボディが車の下に潜り込めるのかい?・・」
支配人「・・縁起でもにゃいこと言うにゃや・・」
使用人「・・ホントですよぉ・・わたくしが一番ビックリですよぉ・・あんな事・・狙ってやろうとしたって無理難題ですよぉ・・」
いつものようにスーパー林道へと水を汲みに行く途中・・事故は起きた・・太陽光発電の大海原を抜け・・ありふれた登りの左コーナーをたちあがる瞬間・・突如として飛び出してくる見慣れた顔のメス鹿・・ヤバい・・と思った瞬間・・ハンドルに伝わるグニャリとした感触とともに跳ねる軽トラ・・おそらく・・急に接近する物音にパニ喰った鹿さん・・左側は道路より低い斜面となっており・・その斜面を道路の方へ駆け上ってきてしまったのだ・・走行中の軽トラの前輪と後輪の間に頭からミラクルに突っ込む鹿さん・・斜面を駆け上ってきたせいで上半身が道路に飛び出た瞬間・・かなり低い姿勢が轢かれる要因となったのであろう・・バックミラー越しにもんどりうって転がる鹿さん・・一瞬グッタリするものの・・何が起きたのかと慌てて飛び起き森へと消えていった・・軽トラの軽いボディとはいえ・・車に轢かれても直ぐに立ち上がる丈夫さに驚愕しながら・・あと数秒・・あと1~2秒・・タイミングが遅かったら・・大破していたのは軽トラの方だったろうと思いゾッとする・・そう・・正面衝突で一発廃車も山ではアルアルなのだ・・不幸中の幸い・・などと言っては鹿さんに申し訳ないが・・二つのミラクルの要因が偶然に重なった・・ひとつめは左側が道路より低い斜面であったという事・・これにより車高より低い位置で接触し衝突を免れた・・ふたつめは・・メスだったという事・・これがもし・・強靭な角を持つオスだったら・・軽トラのハラをえぐられパンクしていたかもしれないのだ・・
支配人「・・鹿さんの逆襲にゃwww・・にゃかまをいつもバラされてるから狙られたにゃwww・・」
女将「・・ったく・・ついてるのか・・ついてないのか・・よくわからないねぇwww・・」
使用人「・・いやぁ~・・ついてますよぉ・・走行中に鹿と接触してぇぇ・・ほぼ無傷ですよぉ・・足回り逝っちゃったかと思いましたからぁ・・」
たいしたスピードも出ない登り坂も影響したのだろう・・不幸中の幸いにそっと胸をなでおろす事態となった・・
支配人「・・さぁそれでは行きますにゃ!・・久し振りのゲスカリですにゃ~❤・・今回はぁ~この方達ですにゃ❤・・」

DSC_4623

DSC_4609
使用人「・・いやぁ~・・嬉しいですねぇ・・コツブとゴクウがさらにお仲間を連れて来てくれましたぁ・・だんだんニャンコのお客様も増えてきましたねぇ!支配人っ!・・」
女将「・・ふん・・ニャンコ族のお客様だってぇのに・・ぜんぜん居ないじゃないのさぁ・・ヨイチィ!・・仕事しろボケェ・・」
使用人「・・いやぁ~・・ゴクウもムギちゃんもデカいっ!・・さては支配人・・ビビりましたねぇwww・・」
支配人「・・・・にゃんか・・入るタイミングぅ・・失にゃってたにゃ・・ヨっ・・ヨシダがさっさと紹介しにゃいからにゃ・・」
使用人「・・いやぁ~まさかの・・わたくしの・・せいですかぁ?・・トモダチ増やすチャンス・・逃しましたねぇwww・・」
わたくし的に・・何よりも嬉しいのが・・コツブの喰いっぷりである・・14歳とは思えないスピードでウチの鹿御膳を二日にわたり堪能してくれた・・それではその雄姿をどうぞ
使用人「・・いやぁ~惚れ惚れ致しますね・・何よりも鹿のとりこになってくれたのが嬉しい限りでございますよぉ・・」
支配人「・・鹿を轢いた奴が言うにゃや・・」
女将「・・しかも・・まぁた沢山・・手土産頂いたのよねぇ~❤・・」

DSC_4624
女将「・・しかも・・こぉんな可愛いバッジも❤・・アタイとヨイチかい?これぇwww・・」

DSC_4627
女将「・・ふん・・そういう所が小物だって言ってんのよっ!・・」
使用人「・・まぁまぁ💦・・宿の看板らしくなってきたってことじゃないですかぁ・・わたくしは嬉しい限りでございますよぉ・・」
支配人「・・チュールもオイラのにゃ・・ワンコ用じゃにゃいにゃwww・・」
女将「・・いちいち腹たつぅ・・このボンくらがぁ・・接客しろボケェ・・オラッ!・・」
使用人「・・しっ・・支配に~~~~~ん!・・そっ・・それではまたのお越しをお待ちしておりますっ!・・暴力反対・・」