枯れてしまったのだろうか・・５月の頭に植えてしまった安納芋のツル達が・・うんともすんとも出てこないのだ・・
使用人「・・いやぁ～・・早すぎましたかねぇ💦・・焦って先走り過ぎたのでしょうか・・」
女将「・・知らないけど・・全滅じゃなぁ～い？・・」
支配人「・・ジャガイモは調子良さそうにゃ・・」
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暑い日もあるが寒の戻りもしつこい今年の５月・・ゴーなの？・・待てなの？・・ゴーなの？・・待てなのぉ？・・と・・スタートライン上でギクシャクしているランナーのように飛び出してしまった安納芋選手・・やはり・・遅霜クラッシュに巻き込まれてしまったのだろうか・・ふと師匠達の言葉を思い出す・・サツマイモ系アルアルに・・地上の部分が枯れてしまっても・・地中の部分は生きているというパターン・・しばらくすると根を張り芽が顔を出す・・このパターンを信じ待ち続けているわけだが・・どうにも早すぎたのが気がかりで・・もう一度・・苗を買い直そうか迷いだしている・・
女将「・・じゃ買えばいいだろぅ・・悩むのが趣味なのかい？・・」
使用人「・・いやぁ・・これまたぁいつものぉ・・セコイ性分とでも言いましょうかぁ・・世の中・・買ったら出てくるパターンてぇのがございましてぇ・・かといってぇ・・この時期を逃すとサツマイモの苗自体の販売がゲームセットなんですよぉ・・買うか・・待つか・・買うか・・待つか・・ぅぅうう～ん・・悩ましっ！・・」
女将「・・知らないわよ・・聞いてらんないわよ・・そんなセコイそろばん話ぃ・・何百と植える訳じゃあるまいしぃ・・ったく・・」
支配人「・・いつものヨシダにゃｗｗｗ・・あ～～～～っ・・やっぱり買っておけばよかったぁ・・安納芋部隊全滅がオチにゃｗｗｗ・・」
使用人「・・はぁぁぁぁ・・世の中・・見極めが肝心ですねぇぇぇ・・それじゃぁ行きましょうかねぇ・・おっ・・アタ散歩ですねぇ・・今回はワクチン注射編を御届け・・」
毎年五月のこの時期は狂犬病ワクチンの予防注射が行われる・・佐久市内の公民館などを市役所職員さんと獣医師さんで廻ってきてくれるありがたいサービスだ・・動物病院で狂犬病ワクチンが３６００円で打てるとは到底思えない価格も魅力のサービスだ・・およそ一カ月間の間に６回位の巡回日・・今回そのラストチャンスなのだ・・今日を逃すと・・市内でも遠くまで行かなくてはならない・・不覚にも・・意気揚々と出向いた先週・・公民館の直前で財布に現金が入っていないことが判明・・しかもこのサービス・・一か所の滞在時間は１５分程・・取りに戻るという選択肢など無論なく・・あえなく退却・・今回はコケられない・・３６００円をポケットにねじ込み・・女将と出かける・・といっても山を下りれば目的地・・１０分程度なのだが・・
女将「・・ぅお～～～～い・・ヨシダぁぁぁ・・とめて停めてぇぇぇ・・でちゃうでちゃう・・」
車に乗ると・・必ず便意を催す女将を一度・・香坂ダムでクールダウン・・このまま連れて行ったら会場でモリモリしかねない・・便秘とは無縁の女将だが・・車に乗る以上の特効薬はないだろう・・そそくさと済ませ・・会場へ向かう・・
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獣医師「・・はいじゃぁいきますよぉ・・」
女将と正対して首輪をつかむ・・先生が首の後ろの皮下脂肪へチクリと入れた瞬間・・
女将「・・あぅうぉぉぉぉぉ～～～ん・・」
ヘンな遠吠え混じりの声を上げる女将に会場が笑いに包まれる・・
獣医師「・・あれぇ・・おかしいなぁ・・痛くないはずなんだけどなぁｗｗｗ・・」
傍目から見ると威風堂々としてみえる秋田犬が奇声を上げたのが可笑しかったのだろう・・急に照れ臭くなるわたし・・
使用人「・・ちょっとぉ・・ヘンな声出さんといて下さいよぉｗｗｗ・・珍しいですねぇ・・いつも何がぁ？みたいな顔してるくせにぃｗｗｗ・・」
女将「・・なんか・・でちゃったｗｗｗ・・」
使用人「・・とにかくお疲れ様でしたｗｗｗ・・さぁ・・買い物でもしてかえりましょう＾＾・・」
この季節は何処を走っていても気持ちがいい・・鮮やかな新緑のコントラストが水を入れた水田に反射する・・そこらじゅう・・キラキラウキウキしているようだ・・
女将「・・あっ・・ここキレイ・・写真とってぇ・・」
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女将「・・ちょちょ・・もういいもういい・・暑いわ・・暑い！・・」
初夏の日差しの強さで長時間軽トラの荷台は拷問に近い・・
女将「・・いいからぁ～～～～・・とっとと帰るわよっ！・・」
使用人「・・御意❤・・」
