KOUSAKA KIKYOU

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「アタイと一緒に散歩に行こうよ❤」⑮

使用人「・・痛い痛い痛いっ・・痛いってぇ・・」
支配人「・・くるるるぅ・・くるるるぅ・・ふざけんにゃ・・」
使用人「・・ん?・・この・・モード・・あっ痛い痛い・・」
2月も中旬に入り寒さも絶好調・・キンキンの日々ですが・・もう・・すぐそこまで近づいている春の足音が聞こえてきそうな朝・・もうひとつの春を告げる風物詩が始まりだした・・そう・・サカリだ・・
支配人「・・くるるるぅくるるるぅ・・ドコ行くにゃ・・くるるるぅ・・ふざけんにゃ・・くるるるぅ・・」
使用人「・・間違いない・・始まりだしましたねぇ・・痛い痛い・・ちょっ・・しつこいですねぇw・・支配人w・・」
いち早く・・春を先取りの支配人だが・・このサカリ・・始まりだすと支配人が何者かに支配されているのではないかと錯覚する・・明らかに違うニャン格(人格)が分裂病患者のように現れ・・乗っ取りだす・・怖いくらい甘えん坊になってみたり・・瞬間湯沸かし器のようにキレて暴力的になったりと・・傍から見ていても訳が分からない・・まぁ・・支配人の暴力などたかが知れているが・・朝・・布団からの旅立ちを物凄い勢いで邪魔してくるのだ・・ギラギラした目つきで噛みまくるその様は・・ご乱心の殿状態・・ノドを鳴らし泣きじゃくり噛みまくる駄々っ子と化すのだ・・4~5分続くと・・急に元の自分に戻ったりと・・本人も大変そうだ・・
支配人「・・くるるるぅ・・オイラ・・いま・・にゃにしてたにゃ・・?・・」
女将「・・いいのよ・・ヨイチ・・身をまかせなさぁい・・ヨイチっ!・・ケダモノになるのよっ!・・」
使用人「・・またぁ・・変な事吹き込まんといて下さいよぉ・・」
女将「・・あらぁ・・戸惑う必要なんてないわぁ・・本能に身を任せた方が楽しいわぁ・・」
支配人「・・くるるるぅ・・出かけてくるにゃ・・」
使用人「・・あっ・・ほらぁ・・行っちゃったぁ・・」
女将「・・いいのよぉ・・ほっときなさぁい・・さぁアタイ達も行くわよぉ・・ドコぉ?・・今日はぁ?・・」
使用人「・・相変わらずドライですねぇ・・それでは行きましょう・・今回も立ち入り規制で入れなくなっていた・・香坂山シリーズ第2弾・・南側の大パネル村をご案内します・・」

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前回は北側をご紹介しましたが・・今回は南側・・いわゆる下段から攻めて見ます・・宿の裏手・・文化センターの入り口から始まる香坂林道・・この林道は香坂川沿いを進む中筋・・村のシンボル香坂富士へと続く古い林道だ・・いつごろできたのか・・何の目的で作られたのかなど一切解らないが・・今となっては使う人もいない寂れた林道である・・

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ところどころ・・舗装された新しい道と入り混じりながら進む・・上信越道の八風山トンネル入り口付近・・この高速が出来た時は香坂村もバブリーに潤った事だろう・・そんな思いを馳せながら林道へと入ってゆく・・中筋はいわゆる谷沿いを進む・・その為かなんとなくだが雰囲気が暗い・・忘れ去られた過去の遺物のように佇むガードレールやカーブミラー・・いったいいつ頃のものなのだろうかと見つめてしまう・・林道に入ると直ぐに見えてくる調整池の水門・・大雨が降るとここに貯めて香坂川へ放流するようだ・・南に2基・・北側に2基・・果たしてこんな規模の貯水池で現代の大雨を調整できるのかと不安しかない・・木が亡くなり・・パネルだらけの斜面を流れ落ちる雨水のスピードは・・まさにツルッパゲの頭に水をかけるようなもの・・待ったなしで流れ落ちる水勢を止められるのかお手並み拝見だ・・時がとまったように静かに続く・・途中の松の倒木が行く手を遮るように通せんぼ・・意外と新しい倒木だ・・
女将「・・お~~いヨシダぁ・・この丘が見晴らしビューだよぉ~・・」
実に生き生きしてる山の女将・・実に楽しそうだ・・私の周り・・半径100メートルくらいをキープしながら・・縦横無尽に駆け回っている・・本当にこの2年間・・歩いて回れる山を封印されてきた・・これを作り続けていたからだ・・南の大パネル村・・北側の大パネル村とあわせると東京ドームが10個は入るだろうか・・
女将「・・なんでみんな・・東京ドームで例えるのさぁ・・?・・」
使用人「・・ですねぇw・・わかりやすいのか・・わかりにくいのか・・よくわかりませんね・・」
ここから更に奥へと続く林道・・ここを超えると・・沢沿いに進む道に出る・・夏は沢遊びやイワナ釣りなどが楽しめる・・が・・そのあたりから・・急に危険度が増す・・そう・・死んだふりなど通用しない・・ご存知・・月の輪熊さんだ・・山の番長との遭遇率が格段に跳ね上がるのだ・・通称・・香坂富士といわれるフジ山形の寄石山(よせいしやま)・・標高は1300チョイといったところか・・ここからアップダウンもキビシさを増してゆく・・林業のおかげで道は整備され歩きやすいが・・いつ・・どごで・・ばったりクマさんご対面となってもおかしくない深さへとなってゆく・・わたしもこの林道は未だ制覇してはおらず・・最奥がどうなっているのかは解らない・・香坂富士・・いつか女将と登ってみたいものだ・・

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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