KOUSAKA KIKYOU

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「アタイと一緒に散歩に行こうよ❤」⑭

念願の雪が浅いながらもようやく積もってくれた・・もちろん・・雪かきなどするレベルではないが・・カラカラに乾いた庭木や畑の土もお湿りの恩恵を受け嬉しそうだ・・
女将「・・ふん・・勝手ね・・人間て・・降ったら降ったでうざがるし・・どっちなんだいっ!・・」
使用人「・・ですねぇ・・どうしても都合よく考えてしまいますねぇ・・程よく・・なんて・・」
支配人「・・オイラ雪はいらにゃいにゃ・・視界がにゃくにゃっちゃうにゃ・・」
女将「・・ぎゃはははは・・あし・・短いもんねぇ・・」
使用人「・・さてっと・・太陽光の工事も終わったことですしぃ・・久し振りに裏山の様子でも見に行きますかぁ・・」
女将「・・さ~んせ~~い❤・・」
この裏山・・村の入り口にある閼伽流山(あかるさん)から軽井沢へと抜けるスーパー林道へと続く山尾根があるのだが・・太陽光発電が始まるまでは女将の絶好の遊び場だった・・しかし工事が始まると立ち入り規制が入り山に入れなくなっていたのだ・・
女将「・・なつかしいわ・・よく一緒に登ったわね・・」
使用人「・・ですねぇ・・あれから二年ですかぁ・・」
この裏山・・この裏山を超えれば美しい浅間山の景色が観れるのではと・・頂上まで登れる場所を探して・・あらゆる尾根にとりつき・・登ってみたりしていた・・東西にのびる本尾根から村側の南に張り出した子尾根を頼りに登る・・標高にして1000チョイといったところか・・もちろん・・登山道などない山尾根を獣道と生えている木をたよりに登るわけだが・・高所恐怖症の私・・上の方まで来ると急にビビりだす・・村や高速道路がはるか下に見える様は・・命の危険を感じる程だ・・まぁ・・転がり落ちても直ぐに何処かの木に引っ掛かりそうだが・・相当なダメージを覚悟しなければならない・・真冬の雪山を汗だくになりながら探検していたのを思い出す・・左右の尾根を越えては登れそうな所を探して上まで詰めてゆく・・四輪駆動の女将はというと・・私が必死に登ってきた尾根を・・何食わぬ顔で移動している・・尾根から尾根などあっという間・・急斜面や高さを縦横無尽に楽しんでいるようだ・・しかしこの裏山・・どこの子尾根をせめても・・頂上まで2~3メートルの所まで来ると・・急に垂直の岩肌の崖が・・高い障壁となって現れる・・この・・崖の切れ目がないかと・・尾根尾根を探したが・・ロープや命綱なしではとても登れそうにないことが判明・・高所恐怖症のメンタルで登れるわけもなく諦めていた・・その遊び場がようやく戻ってきたのだ・・工事が始まった当初は散歩コースの片腕をもがれたようでガッカリしていた・・谷に下るしかなかった選択肢が解除され・・様変わりしたであろう景色を拝みに行く・・

ここが山の入り口・・ウチの裏から400mほど続くドストレートの坂道・・太りだすとここを女将とダッシュする・・ダッシュ・・などといえば聞こえはいいが・・52のオヤジのダッシュなどたかが知れているのは言うまでもない・・ダッシュしてるつもり・・だがこれを一本・・散歩に組み込むことで・・10日もあれば体重も戻る地獄のストレートなのだ・・
ここから山道を10分ほど登ると・・見えてきた・・新規移住者のパネルさん達だ・・ここからドンドン続くパネルさん達の新興住宅街・・これはホンの一部・・北側斜面のパネル村に過ぎない・・皮肉にも木が亡くなったため・・見晴らし全快・・景色がすこぶるいい・・南の蓼科山がとってもビュー❤・・
使用人「・・ぅ~~ん・・平面から撮っても伝わりずらいことこの上ないですねぇ・・」
支配人「・・ヨシダぁ・・ドローンにゃぁ・・オイラにやらせろにゃぁ・・」
女将「・・あらぁ・・ヨイチが乗れるドローンなんてぇ・・あるのかぁい?・・面白そうじゃないのさぁ・・みたいみたいw・・」
支配人「・・乗るかぁ!・・ボケェ・・わざわざ乗ってりゃ世話にゃいわっ!・・」
使用人「・・たしかに・・ドローン欲しいですねぇ・・どれどれぇ・・ポチっと・・フムフム・・どうやら山で飛ばす分には・・決まりを守れば免許もいらないようですねぇ・・お値段はぁ?・・もちろんピンキリと・・子供用の一万円以下のものから・・フムフム・・上はキリありませんがぁ・・どうやら2万位のもので充分使えそうですねぇ・・意外と安いなぁ・・ルールも激アマ・・こんなんじゃぁ・・そのうちドローンだらけになりかねませんねぇ・・」
女将「・・やだねぇ・・プライベートもなにもあったもんじゃないねぇ・・」
支配人「・・だれも興味にゃいわっ!・・」
そんな帰り道・・山からおりて・・ウチの裏道に入ると・・なにやら騒がしい・・現場事務所にパトカーと救急車・・何事かと奥へ進むと・・支配人「・・にゃっ!?・・軽トラが落ちてるにゃっ!・・」
現場作業などをやっている方ならお解りかもしれませんが・・この軽トラ・・作業現場を移動するトイレになっているのだ・・これが現場に一台居るだけで作業員たちも安心という代物なのだが・・どうやらバックで駐車する際に・・下がり過ぎて石垣から下の道へドスン・・といったところか・・
女将「・・あらぁ・・ここで止まって良かったわねぇ・・ひっくり返ってたら・・ウンチまみれになってるわぁw・・」
使用人「・・しっ!・・聞こえますよぉ!・・」
支配人「・・ウンチまみれw・・女将大喜びにゃっ!www・・」
使用人「・・笑えませんよ・・安全第一❤・・」

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

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