使用人「・・これは・・・・いよいよ来たな・・」
女将「・・はぁ?・・何がさぁ?・・」
信州の冬は今回で3回目・・だんだん解ってきた・・身体がそう言っている・・そう・・氷点下がいよいよ開幕・・この・・氷点下・・東京に居た頃は味わった事の無い世界・・遥か彼方に氷壁のように聳え立つアルプスから吹く西風は・・か弱き人類のヤル気というヤル気をすべて奪う厳しさ・・すべてのものが凍てつき・・コタツの上に飲み残した茶も凍り・・地面も凍り掘れなくなる・・もちろんフトンも出れなくなる・・この氷点下が始まると寝息があたる掛け布団が結露しだす・・洗濯物は5分で板のように凍り・・自慢の太陽光もアルプスでキンキンにされた氷風にさらされ熱を奪われる・・氷点下が始まると完全武装しないと歯が立たない・・身体は着れば暖かくなるが足先や指先はそうはいかない・・そこで・・人生の前半をふざけて生きてきた私にはツケが廻ってくる・・30過ぎの頃・・何なのコレ?というくらい交通事故に巻き込まれたことがある・・追突事故2件・・信号無視の大型トレーラーに買ったばかりの車を廃車にされ・・その事故の現場検証の帰り・・まさかの後方不注意の大型トラックが国道でUターン・・そのドテッパラに突っ込み両方の鎖骨をハンドルに強打・・仕上げは両鎖骨骨折で入院・・この時の交通事故の掛け持ち件数が・・何と4件・・最後の事故は身体のダメージも半端なく後遺障害認定を争う裁判まで発展し・・事故後2年くらい争うハメになった・・この事故のツケが・・今になって両手指のシビレとして如実にあらわれている・・氷点下が始まると指先は感覚を失い死人のような色を醸し出す・・若いころは体力でカバーできたことが・・メンテナンスを怠ってきたボディに・・ホレ見た事か!・・と襲い掛かる・・因果応報・・無茶したツケはまだまだ廻ってきそうだ・・
女将「・・浅間山も雪化粧・・始まったわね・・」
使用人「・・とにかく寒い信州の冬・・私たちの居る東信は降雪量は大したことありませんが・・朝の冷え込みは半端ありません!・・放射冷却が始まると日が昇ってもドンドン冷え込んできます・・まさに氷室状態となりますのでwww・・」
支配人「・・みにゃさん暖かいインにゃーは必須ですにゃ❤・・」
女将「・・スタッドレスも基本・・必須ね・・」
使用人「・・ご予約の日程近辺の天気予報は充分にご注意くださいませ❤・・」