使用人「・・やっぱり入られてますね・・甘くないなぁ・・」
女将「・・なんか・・黄色いのばっかり・・食べられてるわねww・・」
とうとうスイカやモロコシの食べ頃の時期が来た・・最初にやられたのは・・中が黄色い小玉のスイカ・・4~5玉はやられている・・相当賢い山の住人達・・多分・・狸かハクビシンと見て間違いないだろう・・この小さい奴らの侵入を防ぐには電気柵の下段を工夫しなければいけないようだ・・幸い鹿や猪等のデカい奴らからは守ってくれているようだが・・ハクビシンなどの小動物は下段のすき間を見つけて侵入しているようだ・・どうせ育ててもと・・畑を諦めてしまう人の気持ちが痛いほどよくわかる・・
使用人「・・もう・・こんくらい・・いいかなって・・諦めちゃいますよ・・ただ・・ちゃんと食いカスを片付けないと・・スイカの腐敗臭がカブトムシの虫かごみたいな臭いを醸し出します・・この後片付けが・・追い打ちのように余計にせつなくさせます・・」
女将「・・モロコシも・・一本・・倒されてるわねww・・」
今年のモロコシは・・出来が良かった・・区長のモロコシにも引けを取らない出来栄えだ・・甘くて粒もそろっている・・納得のいく収穫に大満足なのだが・・そういう時に限って客足が途絶える・・来年は収穫のタイミングも課題の一つである・・夏休み周りに集中させてみたいものだ・・
支配人「・・あれぇ?・・連チャンで甘いやつにゃ・・」
使用人「・・もうひとつ・・信州の顔でもある・・フルーツで行きますよぉ!・・」
使用人「・・個人的に・・好きなのは巨峰・・いちばんブドウの味が濃いと思うのですが・・」
支配人「・・にゃんだそれっ!・・」
使用人「・・しかし・・市場の人気は・・このツートップですね・・お値段も巨峰の倍はします・・どちらも皮ごと食べられる品種・・お宝感満載ですね^^・・一粒一粒丁寧に拭いていきます・・」
女将「・・ソースかんせ~~~い❤・・前回の桃も一緒にぃ❤・・」
支配人「・・ここからは前回と一緒にゃ・・中層に・・にゃがのパープル・・表層にシャインマスカットでいきますにゃ❤・・」
女将「・・か~んせ~い❤・・果肉もたっぷりよ❤・・」
使用人「・・え~・・こちらも店頭販売・・通販オーケイでございます!・・それでは御機嫌よう・・」
女将「・・ぅおぉぉぃ!・・まてまてまてまてぇ!・・味見させろや・・こらっ!・・」
支配人「・・ブドウ・・ブドウは・・オイラたち・・NGにゃっ!・・タダ働きにゃ・・」
女将「・・ぬぁにぃぃぃぃぃ~~~~!・・あっ・・こら・・逃げんなっ!ヨシダァァァァァ!・・」