使用人「・・ぶつぶつ・・いったいどこから・・ぶつぶつ・・」
支配人「・・ん？・・にゃんかあったんかぁ？・・」
使用人「・・・・なんでだぁ・・ぶつぶつ・・ちくしょ～～～～～っ！・・ぶつぶつ・・」
支配人「・・でたでた・・ぶつぶつオヤジにゃｗｗ・・」
女将「・・ほっときなさい・・朝からず～っとあんなよ・・」
今年のスイカが食べ頃を迎えて来た・・大玉は・・なかなか旨い・・これなら提供レベル・・この季節お客様へのお土産として重宝するスイカだが・・今朝がた取りに行くと・・入られていたのだ・・まんまと・・私の電気ショッカーセコムをくぐり抜け・・食べられていたのだ・・小玉の黄色いスイカが・・無残にも散らばる残骸に呆然としながら・・世の中そんなに甘くないなと舌を打つ・・テスト用に網もかけずに見えるようさらしていた２玉が・・まんまと食い荒らされていた・・入念に現場検証をするが・・足跡すら見つからない・・電線周りも調べるが・・これといった形跡が見つからない・・？？？・・電線で囲む際・・自分の出入り用にフックで外せる場所を作るのだが・・以前そこが外されていたことがあった・・いかにも中に入ろうとして感電し・・暴れた際に外れた感じだったのだが・・今回・・そういった形跡すらないのだ・・そこで・・ふと畑の師匠達の言葉を思い出す・・そう・・なにも侵入者は地上からばかりでは無いと言うことを・・
使用人「・・・・なるほど・・カラス・・ですかｗｗ・・足跡すらないわけだ・・」
そうハッキリと断言はできないが・・可能性は高い・・苦労して仕掛けた電気ショッカーセコムが破られたわけではないという無理矢理な安堵感を自分に言い聞かせ・・それならと・・ネットをスイカにかけホッとする・・
女将「・・もう・・いいよぉ～・・いっぱいなってるんだから・・少しくらい食べさせておやりよ・・」
支配人「・・ケチな電気ショッカーセコムはほっといて・・さぁ～～～～それではいきますにゃっ！・・今回のゲスカリはぁ～～～～この方ですにゃ❤」

女将「・・ラブラドールのナラちゃんでぇぇぇ～す❤・・」
支配人「・・うぉぉぉ・・おっきいにゃ❤・・女将より・・おっきいにゃ❤・・」
使用人「・・大きいですねぇ～・・ラブラドールの中でも大きい方じゃないでしょうか？・・女将がこころなしか小さく見えますよｗｗ」
支配人「・・にゃんか・・ラブラドールのワンコは・・温厚な性格の子が多い気がするにゃ・・」
使用人「・・ごもっともでございますね＾＾・・さすが盲導犬に選ばれるだけはある犬種ですね・・ナラちゃんも超フレンドリー❤・・しつけもちゃ～んとされていて・・女将のワンワン警備保障の遠吠えにもノーリアクションですからねぇ～・・さすがでございます＾＾・・美味しい浜の手土産まで頂き感謝でございます❤・・」

支配人「・・にゃっ！？・・聞いてにゃいにゃっ！？・・いつ食べたん？・・しかも・・オイラの好きにゃ・・甘いやつにゃっ！・・」
女将「・・独り占めしてんのよ・・アタイ達が観てない隙に・・」
使用人「・・そっ・・それではナラちゃんファミリーの皆様ぁ～・・またのお越しをお待ちしております❤・・」
支配人「・・こら～～～～っ！・・ヨシダぁ～～～～～っ！・・早くよこせにゃ～～～っ！・・」
使用人「・・ぎょっ・・御意～～～～っ！・・」