KOUSAKA KIKYOU

BLOG

ゲストにカリエンテ!⑳

使用人「・・・・・・・・これは・・・・・何なんですかぁ~~~~~~~しっ・・支配人っ!?・・」
草刈りを終え・・洗濯物を干そうと二階へ上がると・・先ほどまでとは変わり果てた異様な部屋の光景に目を疑う・・部屋中に散乱するフワフワした物体・・いったい何が起きたのか・・部屋中を見渡し・・奥に転がる骸を見てすべてを理解する・・無残にもフワフワと舞う物体は雀の羽だった・・
使用人「・・ちょっとっ!・・支配人っ!・・ネズミの次は雀ですかぁ???・・も~ぅ・・勘弁して下さいよぉ・・」
最近・・支配人の体つきが変わってきた・・相変わらずの・・ちゃいち~なボディなのだが・・中身がムキムキになってきているのだ・・首回り・・肩・・背中周りと・・あきらかに春ごろとはカタチが違うのだ・・それに伴い・・ハンティングスキルのレベル上げが半端ない・・ついこないだ庭で見たのは・・竹垣に佇む雀の親子を電光石火で捉えていた・・この時は子供の雀だったが今回は親鳥・・散乱した羽と・・網戸や畳についた血を見れば・・この和室がいつものコロシアム状態だったのを物語る・・半殺しで狭い空間へ解き放たれ・・死に絶えるまで支配人のオモチャにされるのだ・・南無阿弥陀仏・・最初のころ・・ネズミの骸を私は埋めてやっていた・・せめてもの命への罪悪感がそうさせていた・・だが・・20体を超えたあたりから・・生ゴミ用のゴミ箱へ平気で捨てるようになった・・慣れというのは恐ろしいものである・・そう・・どうでもよくなったのだ・・
使用人「・・ネズミの次は雀かぁ・・地上だけの二次元から・・空中の三次元へと・・獲物のランクも上がってきてるのかぁ~?・・しかしこの・・羽は厄介だなぁ~・・そうじがっ・・」
あれほどではない・・犬の動画でよくある・・羽毛布団を全部出しちゃってるヤツ・・あれほどではないが・・
支配人「・・やべっ・・バレてるにゃ・・あっ・・あれぇ~今日のゲスカリはぁ~?・・どの子ぉ?・・だっけかなぁ・・?・・」
女将「・・すっとぼけんのもたいがいにしとけやぁ・・ハンター坊や・・1回も会ってないだろぉ?・・今回はぁ~・・この子でぇ~す❤」

DSC_2621


支配人「・・にゃっ?・・ジャックラッセルテリアにゃ❤・・はじめてにゃ❤・・」
女将「・・ふん・・そういうところは旨いわねぇ・・というわけでジャックラッセルテリアのマルちゃんでぇ~~~~す❤・・」
使用人「・・いやぁ~とても愛くるしい犬種ですねぇ~・・イギリス原産のキツネ狩用の犬種ですねぇ~^^・・」
女将「・・いかにも自分の知識みたいに言うじゃないのさww・・受け売り野郎がww・・」
使用人「・・ドキッ・・それ言わんといてぇ~💦・・いやぁ~マルちゃんはオスの15歳・・この位の年齢のワンコはみんな落ち着いていていいですね・・酸いも甘いも知るといいますか・・無駄な事へのエネルギー消費はとことん削減のエコ上手とでも言いますか・・とにかく穏やかなんですよねぇ~❤・・」
女将「・・それ・・遠回しに・・アタイに言ってんのかい・・?・・」
支配人「・・にゃははははは・・女将じゃすぐ喧嘩にゃwww・・」
当宿の女将が歳を重ね老犬となり・・どんなワンコがみえても許す・・どっしり佇み・・喧騒とは無縁の境地に入ってゆく・・そんな女将を嫌でも見る日が来るのではないかと楽しみでならない・・
女将「・・マルちゃんは15歳には見えなかったわよねぇ~・・声も若いし・・」
使用人「・・ですねぇ~^^・・しかもマルちゃん・・鹿大好きっ子ちゃん❤・・ご主人いわく・・肝臓もあまりよくないとの事・・是非今度は鹿のレバーで精をつけて欲しいですね❤・・」

DSC_2619


支配人「・・ジャックラッセルテリア・・意外と小さいにゃ・・?・・オイラでも勝てるかも・・」
女将「・・ふん・・ネズミや雀を仕留めてるくらいで図に乗るんじゃぁないよ・・対キツネ仕様だよぉ・・ラセテリ舐めんじゃぁないよww・・」
使用人「・・あの・・マルちゃんはそういうワンコではありませんので・・」
女将「・・というわけで・・マルちゃぁ~ん❤・・今度はレバーで乾杯ね❤・・」

プロフィール写真

女将の「おきみ」と申します~2歳の秋田犬やらせてもらっとります~今後よろしゅうたのんます~
しつこくて意地悪な性格と使用人からは言われとります~
何が悪いん?

以前の投稿