支配人「・・くるるぅぅ・・よく降るにゃ・・ぜんぜん出れにゃいにゃ・・」
女将「・・ホントね・・涼しくて助かるけどさ・・隙間が欲しいわね・・」
使用人「・・はぁ~・・お客様がみえる日位は・・なんとか上がって欲しいですね・・散歩も行けないですもんね・・」
女将「・・そういえば・・こないだ見た・・子熊・・あのあと・・どうなったんだい?・・」
使用人「・・あっ・・なんか・・のそのそ・・山の方へ戻って行ったみたいですよ・・母熊が呼んでたんじゃないですかねぇ・・それよりも・・どうやら中込地区でクマ出没情報があったらしいですよぉ・・」
中込地区・・佐久の平野部に位置し・・駅周辺には繁華街なども広がる住みやすそうな地域だ・・この地区に入るにはデカい幹線道路も多く・・とてもクマが出没できるような所ではないのだが・・人目に付かず・・車にも臆さず・・中込まで降りたとなると・・川沿いでも進んだのだろうか・・とにかくクマが出るような場所ではないのだ・・クマ社会も余程切羽詰まっているのであろう・・降りてきちゃぁ・・山の上に連れてかれて放されるの繰り返し・・殺さず・・生かさず・・その場しのぎの延命処置のように思えてならない・・が・・鹿の様にはいかず・・クマの扱いに関しては非常にデリケートと言えるのだ・・
女将「・・食べたいわね・・いつか・・」
使用人「・・ごもっともでございます・・ジビエの頂点に君臨しているといっても過言ではございません・・ただ・・地産は難しいですかねぇ・・このままでは・・」
支配人「・・にゃんで・・クマだけは殺しちゃいけにゃいのぉ・・?・・」
使用人「・・いい質問ですねぇ・・これには身勝手な人間社会のエゴが深く関係しているんです・・鳥獣保護法・・これはあなた達お二人も守られている人間が勝手に決めた法律です・・」
支配人「・・池上・・にゃんとかかっ!・・」
女将「・・あきら❤・・」
いちばん身近な話題としては・・カラス・・カラスを勝手に駆除したら・・しょっ引かれます・・鳩・・鳩もしかり・・ツバメ・・ツバメもしかり・・しょっ引かれます・・
使用人「・・ツバメの巣を・・網戸をよじ登り壊しましたよねぇ・・昨年の夏に・・しかも中には生まれたてのヒナまで・・全滅ですよコロニーが・・しばらくヒナを探し回る親鳥たちが哀れで・・ゴメンね・・ゴメンねって・・あなたが人間だったら・・しょっ引かれてるんですよ・・支配人!・・」
支配人「・・バレにゃきゃいいにゃ・・にゃぁ?・・女将ぃ?・・」
女将「・・ふん・・愚問ね・・そもそもその・・なんだい?・・その法律ってぇのはぁ・・めんどくさいねぇ~・・テメェらで決めてテメェらの首ぃ締めてんじゃ~世話ないねwww・・」
使用人「・・ぐふぅぅぅぅ~~・・その通りでございますね・・いまじゃ・・法律に守られたクマたちに道を譲る生活ですね・・何かうまい方法があればいいんですけどねぇ・・」
この香坂でも・・上信越道の開通・・度重なる太陽光発電の開発により・・クマの活動領域は激減している・・きれいごとは言っていられない・・話など通用しないのだから・・
女将「・・おいおい・・ヘタなメッセージ性とか・・残すんじゃぁないよ・・」
支配人「・・ニャショニャルゥ~~~・・ジオ・・にゃんとかみたいにゃっ・・」
女将「・・グラフィックゥ~❤・・」
使用人「・・おこられますよ❤・・」