女将「・・ちょっとぉ・・ヨシダぁ~・・トイレはいつ完成させんのよぉ・・?・・」
支配人「・・にゃははははは・・1年くらいそのままにゃww・・諦めたのかと思ったにゃ・・」
使用人「・・ぐふぅ~・・ですねぇ~・・機能的に使える所は後回しにしていましたが・・トイレと・・そう・・お皿の倉庫造りもですねぇ~・・」
ウチの古民家には北側のボイラー室の横に三畳間ほどの小部屋があり・・タッつぁんは(この家の元主)ここを味噌床として使っていた模様・・自家製の麦味噌などを作っていたのだろう・・そのためか・・なんでかは解らないが・・この部屋の床は腐って抜け落ち・・地面が露出してしまっている・・ここに床を張り・・棚を作り・・食器部屋にしようとしていたのだが・・営業自体に影響がないのをいいことに後回し組となっていた・・
女将「・・あ~あと・・玄関と風呂のペンキ塗りなぁ~・・」
支配人「・・二階の壁も・・今のうちにゃ・・補修しといた方がいいにゃ・・」
使用人「・・ぐふぅ~・・ですねぇ~・・畑の柵設置作業もあるし・・こりゃぁ優先順位をはっきりさせた方がいいですねぇ~・・」
支配人「・・優先順位にゃんかどうでもいいにゃ・・全部すぐやるにゃ・・」
女将「・・6月暇だから~・・丁度いいじゃないのさっ・・全部片付けちまいなぁ~・・」
二階の屋根の軒下の土壁が崩れている・・西側と東側の両サイド・・同じような箇所が崩れ5センチほどの穴が空いている・・屋根が組み合うテッペンの軒下なのでかなり高い・・東側は足場もよく問題なさそうなのだが・・西側は足場も悪くそうはいかない・・ふさぐ作業自体は訳ないのだが・・障壁となるのはやはり・・その高さ・・はたして高所ヘッポコの私で登れるかどうか・・西側はパッと見て辞退したい位に意地悪な場所・・これでもかと笑う膝をガクガクいわせながら登れたとして・・手を放し・・上手くふさげるか・・不安しかない・・
使用人「・・ペンキもこれ・・毎年やるようなのかなぁ・・」
女将「・・ゴチャゴチャ言ってても始まんないよっ!・・いいからやるっ!・・」
塗料に詳しい方が居たら教えて欲しい・・真冬の香坂は当たり前の氷点下・・風呂あがり・・天井や壁に付いた水滴が凍り付く・・その刹那・・塗装面のペンキを痛めつける・・昼間溶けて垂れると・・一緒にペンキのカスが混じっている・・これを冬の間毎日繰り返していると・・春には禿散らかしている・・といった具合なのだ・・何か保護膜となる塗料があると思うのだが・・
支配人「・・さぁ~ではではいきますにゃっ!・・今回のゲスカリはぁ~・・この方ですにゃ❤・・」
女将「・・でましたっ!・・なんとっ・・ゲスカリ3回目の登場っ!・・ミスおっとり❤・・世田谷マダムのスミレちゃんでぇ~す❤・・」
使用人「・・いやぁ~・・宿を立ち上げ10カ月・・にも関わらず3回目の登場とは誠に嬉しい限りでございます❤・・」
支配人「・・ヨシダぁ~・・にゃに?・・このカスミがかってる写真・・ちゃんと撮れにゃ・・」
使用人「・・はぅっ・・すいません・・変なモードで撮っちゃったのかなぁ?・・せっかく沢山撮らせてくれたのに・・スミレちゃんゴメンね・・それにしてもスミレちゃんとは趣味が合うといいますか~・・気が合うといいますかぁ~・・鹿肉も大好きですし❤・・私のしつこいナデナデにも付き合ってくれますし❤・・もうホント・・いつうちの子になって頂いても大歓迎でございます❤・・」
女将「・・アタイとは目も合わせてくれないけどさっww・・」
支配人「・・スミレちゃんは犬社会より人間社会にゃww・・」
女将「・・おまえ・・帰ってこなかったくせに・・わかったような事言ってんじゃねぇよ・・」
使用人「・・いやぁ~・・スミレちゃんなら・・ブツブツ・・生肉もいけると思うんだよなぁ~・・ブツブツ・・」
支配人「・・というわけでスミレちゃんっ!・・また遊びに来てにゃ❤・・」
女将「・・都会の暑さにやられたら・・涼みに来てね~❤・・」