女将「ちょっとぉ・・鯉研・・ずいぶん畳み掛けるわねぇ・・」
使用人「・・鉄は熱いうちに打て・・でしたっけぇ?・・言うじゃないですかぁ~」
支配人「・・くるるぅぅ・・ヨシダは早くしないとすぐ忘れるにゃww・・」
使用人「・・ぐっ・・それもあります・・ホント自分の記憶力が信じられなくなってますよ・・」
女将「何回もゴハンくれてもいいのよ・・毎回初めてのフリしてあげるから・・」
使用人「・・そこまでじゃないですよぉ~・・あっ・・ゴハン・・あげるの忘れてたぁ~!・・とかは・・あるかもしれませんが・・」
支配人「・・くるるぅぅ・・最近にゃげぇ~から早くいけにゃっ!・・」
使用人「・・ですね・・それでは行きましょうっ!・・今回は鯉研の集大成といっても過言ではないすり身研究の成果をご報告致します・・」
女将「まずは材料ね・・塩・・玉ねぎ・・山芋・・紅生姜・・かたくり・・ね・・」
使用人「・・まずはフードプロセッサーですり身・・ここで塩ひとつまみ・・山芋・かたくり・・鯉のグラム10パーセン位のつなぎをいれ回します・・」
支配人「・・くるるぅぅ・・小骨が気ににゃらにゃいようにぃ~・・5分以上は回すにゃ・・」
女将「・・玉ねぎ・・紅生姜は後入れね・・」
使用人「・・さつま揚げを噛んだ時に粗みじんの玉ねぎと紅生姜がよいアクセントになります・・おまけで・・こないだのなめろう・・半分取り置きしておいたものも揚げていきます・・フライパンで焼くとサンガ焼という漁師料理になります・・まぁ同じようなもんですね」
支配人「・・くるるぅぅ・・このまま食べたいにゃっ・・くるるぅぅ・・」
使用人「もちろんこのままでも・・シコシコで美味しいです❤・・なめろうの揚げしんじょ・・これはゴハンにあいます❤」
女将「からの~」
支配人「・・くるるぅぅ・・にゃべっ!?にゃべにゃっ!!!・・くるるぅぅ・・」
使用人「昔取った杵柄とでもいいましょうか・・東京の居酒屋では・・おでん処をやっておりました・・色々な魚のすり身でさつま揚げもかなり作ってきましたが・・この鯉・・海の魚に負けてませんよ・・淡水魚ですり身をしたのは初めて・・しかし・・目からウロコです・・このシコシコ感とクセのなさはすり身に向いている魚だと思います・・鯛やグチやエソなどにも引けを取りませんよ・・なんせ歩留まりが結構良いので身も沢山取れます・・」
女将「でました・・コラーゲン配合マン・・これも研究の成果ね❤」
使用人「最後にこの・・鯉のすべてが凝縮したコラマンを投入・・おたま一杯で・・あら不思議❤鯉の味・・しかし物事バランスが大事・・入れすぎるとくどくなります・・鯉の身そのまま入れると必ず小骨サミットに悩まされますが・・こうするとストレスなく・・鯉のコクまで味わえます・・これは11月~5月くらいまでのメニューに即戦力となりますね・・ぜひ・・ご賞味ください・・」
支配人「・・くるるぅぅ・・にゃんだよ・・たまねぎ・・入ってんじゃんかよ・・」
女将「でました・・「ドンでんヨシダのその気にさせないで」・・ってコーナーかいっ!?」
使用人「意地悪言わんといて・・」
女将「どっちがだよ・・」